4話 ページ5
「こっちかなぁ…」
「…わかるって言ったじゃん…」
サラダはあっちかな、いや、こっちかもとブツブツいいながら行ったり来たりを繰り返している。
「はぁ〜…もう帰る？」
「でも！お姉ちゃん、会いたいんじゃないの？パパに」
パパという言葉に私の体は反応した。
「ほら、お姉ちゃんもパパに会いたいんじゃん」
そりゃ会いたい。だが
「私の顔なんて…もう忘れてるよ…会ったこともないんだよ？」
「…大丈夫だよ、お姉ちゃん。」
サラダに元気づけられるがあまり気乗りはしない。
すると、突然ガサガサという物音がした。
「……」
「だ、誰？！」
「サラダ、静かに」
私はサラダを宥めるといつでも攻撃が来ていいように構えた。
ヒュッ
という音が聞こえたかと思うと、私とサラダの頭上からクナイが降ってきた。
「サラダ、避けるよ」
私たちは飛び退いて避けた。
草むらから現れたのは、背の高い男性だった。
「…そうか、お前達か、うちは一族というのは。」
此奴もこの眼を奪いに来たのだろう。
「……その眼、いただくぞ…！」
子供だったら手加減をしているが、大人なら話は別だ。殺す気でいかないとこちらが殺られる。
「影分身の術！」
相手が影分身と一緒に手裏剣を投げてくる
私とサラダはそれを写輪眼で避けて進んでいく
「火遁·豪火球の術！」
「水遁·水陣壁の術！」
火の玉は水の壁によって呆気なく塞がれてしまった
私たちが太刀打ちできるレベルの忍びではない。
「サラダ！私たちでは突破できない！逃げ」
「しゃーんなろーがァァァ！！」
逃げよう
そう言おうとしたが、どうやら突破出来たらしい。
そういえばサラダは母さん譲りの怪力だった。
地面が抉れている。
私はやったことないが、あれだけのパワーが出るのだろうか。
「行こうお姉ちゃん！」
「あ、うん」
もうすぐで父さんに会える。
嬉しい反面、不安なところもある。
サラダから聞いた話によると、サラダのことを覚えていなかったらしい。
サラダを覚えていないのだ。私のことなど覚えているはずがない。
それでも、やはり実の父に会えるのは嬉しい。
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寿梨 - 大好きなシリーズを描いてくださってありがとうございます！これからも頑張ってください！ (2022年10月11日 22時) (
レス) @page9 id: a21025f3b6 (このIDを非表示/違反報告)
EMIKO(プロフ) - イラスト描いて良いですか？ (2020年2月14日 19時) (レス) id: 04697b5525 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぬこぬこ | 作成日時：2019年5月1日 19時
