隣の席の遅刻常習犯:時枝充 ページ9
￣
僕が咲と出会ったのは
小学生の頃
先生:転校生を紹介する、時枝充くんだ
みんな、仲良くするように!
時:よろしくお願いします
先生:じゃぁ、席は………
五十嵐の………五十嵐は来てないのか
教室には2つの席が空いていた
五十嵐さんって人は来てないようだ
するとガラガラッと教室のドアが開いた
ドアにはふわっと長い髪、クリッとした
目のお人形みたいに可愛い女の子が立っていた
咲:おはようございます ふぁ
先生:何だ五十嵐、また遅刻か
咲:……ふぁい
先生:あくびしながら返事するなっ
今月もう4回目、次遅刻すると反省文書いてもらうからな
咲:………以後、気をつけまーす
棒読みで返事をした彼女は
自分の席についた
僕はその隣の空いた席に座った
時:五十嵐さん、よろしく
咲:………転校生?
時:そう、僕は時枝充
咲:………んじゃ、とっきーだね
時:とっきー……?
咲:時枝だからとっきー
私は五十嵐咲、咲でいいよー
ー次の日ー
先生:みんなおはよう朝の会を始めるぞー
時:………
隣の席の咲はまだ来てない
つまり、遅刻だ
今日遅刻すると反省文を書かなくてはいけないのでは…
カラカラ
後ろのドアが少しずつ開いた
そこにはかがみながらそっと教室に入る咲がいた
先生はまだ気づいていないようだ
僕は咲と目が合った
咲は人差し指をたてシーッとしている
時:……先生、五十嵐さんが今来ました
咲:んなっ?!
先生:五十嵐、また遅刻か
今日は反省文書いてもらうからな
咲:……えぇー
ちょっと、とっきーのせいで反省文書かなきゃいけないじゃん
時:黙っていて欲しかったみたいだけど
遅刻は遅刻だからね
先生:そうだぞ、五十嵐
………そうだ五十嵐、お前の遅刻を減らすために
明日から時枝に見張ってもらおう
咲:…………えぇー
次の日から僕は遅刻常習犯の見張り役となった
￣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 38人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
K.saku(プロフ) - 化を利さん» 化を利様、リクエストありがとうございます!迅さんはすでに書いていますので、後日二宮さんをアップ致しますので、アップした際は見ていただけると幸いです。 (2016年1月11日 0時) (
レス) id: 148b97988e (このIDを非表示/違反報告)
化を利 - リクで迅さんと二宮さんお願いします！ (2016年1月11日 0時) (レス) id: 926b530030 (このIDを非表示/違反報告)
K.saku(プロフ) - なっぴさん» はじめまして、リクエストありがとうございます！近々更新させていただきますね！これからもよろしくお願い致します (2015年10月4日 18時) (レス) id: 148b97988e (このIDを非表示/違反報告)
なっぴ(プロフ) - はじめまして！ 見てはまりました。緑川駿くんリクでお願いします！ (2015年10月4日 15時) (レス) id: 41aca68027 (このIDを非表示/違反報告)
小夜時雨(プロフ) - 今見ました!!めっちゃいいです！またおねがいします！ (2015年1月24日 12時) (レス) id: 116d01a385 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：K.saku | 作成日時：2015年1月23日 1時
