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ポートマフィア本部ビル。
横浜の一等地にそびえ立つ、黒い建築物。端からみれば唯の建物だ。でもその実、侵入者は誰も、この建物を攻略できていない。難攻不落の要塞だ。最上階に居る首領を、建物内の異能力者が常に死守していた。
神原は建物内の昇降機に乗り、硝子の壁から外を眺めていた。横浜全体を一望出来る高さだ。太陽の陽が差し、昇降機の中を明るく照らしていた。
そんな中、神原は精神的に滅入っていた。
作戦の失敗。何より、紅葉の姐さんを連れて帰る事が出来なかった。
「首領に怒られるか…最悪消される……か。まぁいいや。その時はその時だ」
昇降機が停まった。
神原は前向きに考え、目の前に続く長い廊下を見て、毛足の長い高級絨毯を踏みしめた。
銃で武装した構成員は、無言で神原に頭を下げた。






***


神原は軽い足取りで首領執務室__ではなく、自室に足を運んだ。
途中ですれ違う構成員達は、揃い揃って神原に一礼した。それを見て、神原は心底詰まらないと思った。醜い上下関係だ、と。
自室に着き、扉を閉め、ポケットから取り出した携帯端末を起動させた。慣れた手つきで解除鍵を入力し、一人の男に電話を掛けた。
「組合襲撃後の首領への報告お疲れ様、中也さん」__相手は中原だった。「中也さんはこう思ってたよね。襲撃後直ぐに連絡が無く、その場で居合わせた部下達が私を見つけられず、ましてや帰還しなかった私を組合か探偵社に拐かされた、と。でもそんなへま私がするわけない。まぁその通りだけど。__でも今は違う。第一に判るのが、私の中也さんを煽る様な口調に対する苛立ちかなぁ?」
『__チッ、手前かよ神原。今何処に居る。』
「自室に居ますよ。中也さんは今首領執務室ですよね?首領に伝えて下さい。直ぐ行きます、と」
『ん、了解』







ーーーーーーー
文字数の少なさ悪意しかない。
2048文字とか少なすぎるわボケ。((
短編集弄ってた時うわぁ、って思った。

.

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Utsuro(プロフ) - アズサさん» ごめんなさい。コメントは消しておきます。ご指摘ありがとうございました。() 感想もありがとうございます!更新遅くてすみません、;; (2017年10月30日 0時) (レス) id: ca2a39a8d7 (このIDを非表示/違反報告)
アズサ - これはもっとhit伸びるべき。あっ、部外から失礼しました。あとおこがましいかと思いますが、フレンドコード登録し終わったのならそのコメント削除した方がいいですよ。そういうものを気にする方もいるので。面白いです。続き楽しみにしてます。 (2017年10月29日 23時) (レス) id: 0074eb723f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Utsuro x他1人 | 作成日時:2016年10月24日 22時

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