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「頭 下げてくださーい」


「、チッ下がれ!!」









数人の部下を突き飛ばし、異能発動の合図(言葉)を叫ぶ。手を空に掲げ、指先に車体が触れるのと同時に、真っ黒の炎が車全体を包み込んだ。
車は数秒で消えた。
「あ、大丈夫だった?車は今度弁償するね。」
そう呑気に云う。


中島は、ぼー…っと車が燃えていた処を眺める。宮沢の「おおっ!!」と目を輝かせる姿が後ろにあった。




「大丈夫か敦」国木田が中島のもとに走っていき、「しかし..、奴が如何して.....、」
__神原を睨む。

こんにちわ。
見慣れた視線に、神原は笑顔で返す。

「……何故、」
「鏡花の電話に着信があれば信号を出すよう手を入れておいた。」説明し、国木田自身が立つと同時に中島をひょい、と持ち上げる。
「立て。何時まで守られ役でいる心算だ。
刺されても起き上がる根性骨が人虎の売りだろう。」



「探偵社の毒虫め......」ギリ、と睨む。尾崎紅葉が黙っていなかった。
「鏡花にこれ以上毒の光を見せるな!!」
ジャキッ、部下が国木田達に銃口を向けた。
「組織同士の全面戦争と云う訳か。この忙しい時に。」

その場に居る全員が身構えた。__一人を除いて。
神原は愉しそうに眺めていた。









「ワァ、タイミング最高。」





全員の視線が二人の男に集まった。
マフィアの構成員は、誰だと云わんばかりの目を向けた。
「衝突一秒前って感じだ。あと少し遅く来れば楽できたのに。君やる?」後ろに佇む長髪の男に問う。
迚軽い口振りで。
「構わないが……大勢からの注目が……痒い。」
ブルッ、と身を震わせた。





「仕方ない。『組合』の給料分は仕事しますか。」
『組合』職人(フェロークラフト)__ジョン・スタインベックはそう云い、手持ちの野菜をかじった。



「神原、逃げろ。」目だけ神原に向ける。その表情は真剣だった。
「そちが死なれては困る。」
「私はそんな柔じゃア無いですよ、姐さん。」薄く笑う。


「上から何かが!」中島が空を見て叫び、つられて神原も空を見る。
人影だ。地面に叩きつけられるようにそれは落ちて、鈍い音がなった。
砂埃から姿を表したのは三人の男と一人の女。女は日傘をさしていた。



「__いかん!撃て!」









ーーーーーー
文字数ギリ.....、そして会話が多くなる、、
(後お知らせの炉留は神原だよ、(一応))

.

番外編とか如何?((→←19


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Utsuro(プロフ) - アズサさん» ごめんなさい。コメントは消しておきます。ご指摘ありがとうございました。() 感想もありがとうございます!更新遅くてすみません、;; (2017年10月30日 0時) (レス) id: ca2a39a8d7 (このIDを非表示/違反報告)
アズサ - これはもっとhit伸びるべき。あっ、部外から失礼しました。あとおこがましいかと思いますが、フレンドコード登録し終わったのならそのコメント削除した方がいいですよ。そういうものを気にする方もいるので。面白いです。続き楽しみにしてます。 (2017年10月29日 23時) (レス) id: 0074eb723f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Utsuro x他1人 | 作成日時:2016年10月24日 22時

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