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「……私を殺して下さい..。
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中也さん。」
「お前如何した、急に。」中原は目を見開く。何せ神原は中原に殺されることを嫌っていたのだ。神原は上着のフードを被り体育座りをしてずっとうずくまっていた。
「もう嫌です……異能は収まりましたけどやっぱり嫌です.、」[殺してくださいぃ]と嘆く神原に中原は遠い目_所謂“ヤバい奴を見る目”で神原を眺める。
「お前阿呆か。」
「嗚呼でも殺されるならエリスちゃんみたいな幼女でも良いなぁ…帽子に殺される何て幾ら何でもダサすぎるしなぁ……」
「聞けよ。つか帽子云うな鴉野郎。」
神原はブツブツと独り言の様に呟く。中原はギリギリのラインで苛立ちを抑える。
「確かに鴉は好きですけど野郎では無いんですよ私女ですし。ってか死因が『帽子に殺害される』とかダサすぎる!!」
「嗚呼もう判ッたから黙れ。」中原は溜め息をつく。神原がしれっと出した黒い炎を見て苛立ちも込めて怒鳴る。
「いいですよー、瀕死の状態作って探偵社に逃げ込むから。そしたら中也さんの首が飛ぶ様を撮って太宰さんの処に持ってきますから。」
「止めろォ?!」
[冗談冗談]と神原は中原に云う。中原は嫌な汗を流して相当動揺していた。何せ神原だ。神原なら遣り兼ねないのだ。
「私だってねぇ、こんな過疎な異能持ってなかったらとっくに殺されてますよ。自分で喧嘩売って。」[喧嘩売るのは愉しいんです]と云う神原に中原は辛辣な言葉を投げつける。神原はそれを華麗にスルーしてペラペラと喋り続ける。
「正直云って“闇の魔女”何て如何でも良いんですよ。中身が“駄目”なんだから。既に死んだことにすればいいんだ!
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……あ、そうだ。探偵社に乗り込めば死ねるかなぁ!!」
「絶対止めろよ。」神原は舌打ちをした。中原は苛立ちを抑えるのである意味必死だった。
「まぁ……いいか。」
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Utsuro(プロフ) - アズサさん» ごめんなさい。コメントは消しておきます。ご指摘ありがとうございました。() 感想もありがとうございます!更新遅くてすみません、;; (2017年10月30日 0時) (レス) id: ca2a39a8d7 (このIDを非表示/違反報告)
アズサ - これはもっとhit伸びるべき。あっ、部外から失礼しました。あとおこがましいかと思いますが、フレンドコード登録し終わったのならそのコメント削除した方がいいですよ。そういうものを気にする方もいるので。面白いです。続き楽しみにしてます。 (2017年10月29日 23時) (レス) id: 0074eb723f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Utsuro x他1人 | 作成日時:2016年10月24日 22時