騎士の庇護 (ページ3)

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習慣ページ3

カインと挨拶を済ますと、私は食堂に向かう。カインはきっとファウストに声をかけに行っている。

「賢者様、おはようございます」

「皆さんおはようございます。」

食堂には多くの魔法使いが既に揃っている。姿が見えないのは、他の魔法使いを呼びに行ったカインと北魔法使いたちに、フィガロ。

「フィガロちゃんは今日も寝坊？」

「フィガロ先生、またお酒を飲んで寝坊なんです」

ぷりぷり怒るミチルの心配なんてきっとフィガロは気にしてないだろうけど。彼は心配されたがりだから。

「賢者さん、今日は何食べる？」

「ネロ。んー.....パンケーキで」

「あいよ」

今日もネロにパンケーキを頼み、さっき来た道を戻る。

毎朝カインに挨拶をして、食堂で他の魔法使いに挨拶をする。そしてネロにパンケーキを頼んで、彼の部屋へ。

ノックは3回。小さく、速く。

「オーエン」

名前を呼んで、扉を開く。

「おはよう、賢者様」

「おはよう、オーエン....今日も愛してるよ」

これが私の習慣。