7色 ページ8
*noside
立「…ほう、それで私に教えを乞いたいと」
尾「はい、お願いできますか」
立「まぁ、私も作法委員会委員長としてのプライドもあるしな、任せておけ」
久「ありがとうございます!」
所変わって、六年長屋。
普段、五年生が立ち寄ることのない、この場所だが、特に緊張した様子は見受けられない…一人を除いて。
立「…で、そこのは?」
尾「あれっA?」
久「どうかしたか」
「あの…やっぱり僕」
立「確か編入生の保科Aだったか。まぁ緊張するのも無理はない。…ほら、入ってこい」
「は…はい…」
やはり六年生には逆らえず。
威圧に引き寄せられ、足を踏み込んだ。
立「随分焦っているな…何か疚しいことでも?」
「い、いえ、そういうことでは」
立「なら、お前から済ませてやろう」
早い方が良かろう、と自分の前に促すが、いまの(真耶)にとっては死刑執行と同じくらい辛いものであった。
「…よろしくお願いいたします…」
立「ふむ…先ずはこの前髪をどうにかした方がよいな…切るぞ」
「…!」
ぱさっ
.
.
.
尾「…え?」
久「…!」
「あ…あ、ぅ…」
立「…やはりな」
*
66人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
睡蓮(プロフ) - こんな感じの夢主さん、好きです♪続き楽しみにしてます、頑張ってください(o^^o) (2018年11月1日 19時) (レス) id: 2f089d0de5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ