11話 ページ11
「…」
トントンさんの眉は上がり
持っている書類がしわくちゃだ。
このまま逃げ切ったら…嫌われる?
なら話すべきか…いや、正直に話したら
変人扱いで病院行きだ
詰んでる
…かくなる上は
「…」
「睡眠が上手くとれてないだけです」
tn「睡眠…寝れへんってやつ?」
「そんな感じです。話したのでもういいですか」
tn「……おぅ、…対策考えとく」
「…」
なんのだよ、と突っ込むのも疲れて
部屋を出ようとした時、彼の声が
私に振りかかった
tn「話してくれて、ありがとうな」
「…」
なにがだよ
───
医務室
sn「はぇ、てかよう聞けたね」
sn「あの子、秘密主義じゃん」
tn「わからへん、なんか俺がキレたら…」
sn「あー、…」
キレたトントン怖いからなー
睡眠薬を探しながら、彼女について考える
不思議な幹部だ。
一度も検診に来てくれない。
そりゃ、男に見られたくはないだろうが
万が一、があるから何処かしらに
行って欲しいのに
sn「あの子、ここに全く来ないからさ」
tn「…明日連れてくるわ」
sn「は?」
tn「無理やり」
sn「…流石に無理やん」
tn「いける。やないと、Aの体が壊れるねん」
tn「ついでできる検査をお願いしてええか」
sn「…トントンがそんに惚れるなんてね」
彼は、慌てて首を振った。
赤い頬を指摘したら頭を掻きむしり
tn「…なんやろ、ただただ目が離せへん」
tn「心配。俺の部下が死ぬとかいやや」
sn「…ふーん」
sn「わかったよ、明日おいで」
sn「とりあえず、睡眠薬とアイマスクあげる」
tn「さんきゅ」
───
Aの部屋
「…」
kn「A、入るで」
kn「これ。目ぇ通してて」
「わかりました。」
頂いたのは訓練の費用。彼が指揮を始めてから
費用は抑えられ、なのに技術はあがるという
快進撃がおこった
彼の才能、なのだろう
「…」
kn「…A。」
「…なんですか」
ただ。それの引き換えに、
kn「いつものしろ」
「…」
kn「撫でてや」
こんな感じだったね、そういや
「…すみませんが、今日はkn「は?なら俺せんぞ」
「…わかりました、」
触れたら、記憶が流れるのに
…いや仕事だから仕方がない
しゃがむ彼の頭に手をつける。
これ、いつ辞めたんだろう。
彼にも随分酷いことをされたな
「ッ…」
触れる直前で、動けなくなる。
体が嫌がっている
kn「…」
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紫月 香(プロフ) - 続いてくれ〜〜!!!! (3月4日 6時) (レス) @page50 id: 579825fe4a (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - こももさん» ありがとうございます〜!暫くはtnさんが沢山でてきますよ! (2月19日 17時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
こもも(プロフ) - 新作待ってました!嬉しいです!❤️🔥 あちきさんが書くtnさんが凄くタイプで、今作ももちろん全作品が私の心に刺さってます、、!これからも無理のない程度で更新頑張ってください!応援してます〜!🙌🏻 (2月19日 0時) (レス) id: 668a09407c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あちき | 作者ホームページ:http://33550619
作成日時:2024年2月18日 19時