検索窓
今日:93 hit、昨日:329 hit、合計:193,440 hit

11話 ページ11

「…」

トントンさんの眉は上がり
持っている書類がしわくちゃだ。

このまま逃げ切ったら…嫌われる?
なら話すべきか…いや、正直に話したら
変人扱いで病院行きだ

詰んでる

…かくなる上は

「…」
「睡眠が上手くとれてないだけです」

tn「睡眠…寝れへんってやつ?」

「そんな感じです。話したのでもういいですか」

tn「……おぅ、…対策考えとく」

「…」

なんのだよ、と突っ込むのも疲れて
部屋を出ようとした時、彼の声が
私に振りかかった

tn「話してくれて、ありがとうな」

「…」



なにがだよ

───
医務室

sn「はぇ、てかよう聞けたね」
sn「あの子、秘密主義じゃん」

tn「わからへん、なんか俺がキレたら…」
sn「あー、…」

キレたトントン怖いからなー

睡眠薬を探しながら、彼女について考える

不思議な幹部だ。
一度も検診に来てくれない。
そりゃ、男に見られたくはないだろうが

万が一、があるから何処かしらに
行って欲しいのに

sn「あの子、ここに全く来ないからさ」

tn「…明日連れてくるわ」
sn「は?」

tn「無理やり」
sn「…流石に無理やん」

tn「いける。やないと、Aの体が壊れるねん」
tn「ついでできる検査をお願いしてええか」

sn「…トントンがそんに惚れるなんてね」

彼は、慌てて首を振った。
赤い頬を指摘したら頭を掻きむしり

tn「…なんやろ、ただただ目が離せへん」
tn「心配。俺の部下が死ぬとかいやや」

sn「…ふーん」

sn「わかったよ、明日おいで」
sn「とりあえず、睡眠薬とアイマスクあげる」

tn「さんきゅ」


───
Aの部屋


「…」

kn「A、入るで」
kn「これ。目ぇ通してて」

「わかりました。」

頂いたのは訓練の費用。彼が指揮を始めてから
費用は抑えられ、なのに技術はあがるという
快進撃がおこった

彼の才能、なのだろう


「…」
kn「…A。」
「…なんですか」

ただ。それの引き換えに、

kn「いつものしろ」

「…」

kn「撫でてや」

こんな感じだったね、そういや


「…すみませんが、今日はkn「は?なら俺せんぞ」

「…わかりました、」

触れたら、記憶が流れるのに
…いや仕事だから仕方がない
しゃがむ彼の頭に手をつける。

これ、いつ辞めたんだろう。
彼にも随分酷いことをされたな

「ッ…」

触れる直前で、動けなくなる。
体が嫌がっている

kn「…」

12話→←10話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (222 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
696人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

紫月 香(プロフ) - 続いてくれ〜〜!!!! (3月4日 6時) (レス) @page50 id: 579825fe4a (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - こももさん» ありがとうございます〜!暫くはtnさんが沢山でてきますよ! (2月19日 17時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
こもも(プロフ) - 新作待ってました!嬉しいです!❤️‍🔥 あちきさんが書くtnさんが凄くタイプで、今作ももちろん全作品が私の心に刺さってます、、!これからも無理のない程度で更新頑張ってください!応援してます〜!🙌🏻 (2月19日 0時) (レス) id: 668a09407c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あちき | 作者ホームページ:http://33550619  
作成日時:2024年2月18日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。