218話 ページ18
zm「…そうかぁ」
「…なんですか」
zm「んん〜、A好きやで。愛しとう」
「そうですか」
できれば、好意は持ってくれない方がいいのに…
zm「A、愛してる。結婚しよ」
「遠慮します」
zm「なんでなん。ショウライアンタイやで」
「いつ知ったんですかその言葉」
zm「ちるから聞いた。Aが働く理由やろって」
「…違いますけど」
zm「えぇ…ならなんやろぉ…」
「…服は、綺麗に洗ってくださいね。それじゃ」
将来安泰なんて願ってない。仕事の存在を思い出して立ち上がった瞬間、手が引き寄せられる。
重心が傾けさせられ、頭が下がると
「へ」
zm「やっぱAのその顔好きやわ」
「…いきなりキスはダメでしょ」
zm「好きやもん」
「…そうですか」
zm「…」
Aに思いっきりキスしたら、逃げられてもうた…
…やってグルッペンとばっかずるいやん。?
おれは、お前のことずっと見とるからそういうのと知ってんねんで
───
《廊下》
「…」
私が、必死こいて働く理由は数人にバレたとは思う。認めないけど
全員にバレたらどうなっちゃうんだろうか。
よしよし可哀想に、なんて同情かな。少なくとも
…私が望んでる未来はこないよ。きっと
「働かなきゃ」
───
《監視室》
rbr「…やから、お前は働きすぎなんなって」
6畳の狭い監視室にはAの顔が沢山貼られてる。ご飯を食べてるA、寝てるA
まるでA博物館。
鬱もええよって賛同してくれたからええねん
…
俺らには、共通の焦りがあった。それが今のゾムの行為を引き起こしたんやと思う。
2週間の間に
《Aに帰りたくない、と言わせられるかとまうか》
帰れる、と知ってしまったんやったら
きっとあいつは帰る。こっちでの仕事は終わったからって帰るねん。話も聞かずに
rbr「絶対返してたまるか。」
Aを《異世界》に留まり続けさせる。
それが真っ黒な暗黙の俺らの任務や。
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あちき(プロフ) - 小豆さん» ありがとうございます!! (12月29日 19時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
小豆 - 5章完結おめでとうございます!反応集も書いてくれてありがとうございます。とっても面白かったです!6章でも頑張って下さい!! (12月29日 16時) (レス) @page50 id: a88cfbd51d (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - かぜ。さん» えぇっ!ありがとうございます!!嬉しいです! (12月29日 10時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
かぜ。 - 初コメ失礼します!!物語が全部好きです!!こんなにハマった小説今までありませんでした!書き方から作り込まれた設定に世界観まで!とても好きです!!貴方様の小説とっても大好きなのでこれからも頑張ってください!! (12月29日 10時) (レス) id: a4d5ca1fed (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - ビー玉さん» え!ありがとうございます😳💗 (12月28日 8時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あちき | 作者ホームページ:http://33550619
作成日時:2023年12月20日 23時