148話 ページ48
syp「…」
フォトンを倒すのは、コネシマさん達を拾ってからの遠征だから…まだの話だが、こんなに生きづらい期間はうんざりだ。
なんやねん、みんなのためいいながらお前は惚れた男と結婚したいだけやろ
鬱さんに相談しても、「俺めんどい女嫌いやから」って振られた。なんやねんくそ
…Aさんのことが好きではないはずやけど、この状況はどうにかしたい。どうしたらいい
あーあーあー、もうまじめんどくさい
腹立つ
syp「…Aさん」
「?はい」
syp「…いきなり、好きでもない人に結婚しろって言われたらどうします?」
「いきなりですね」
syp「…」
本人に聞けばいい答えがでるかもしれないと聞いた俺は馬鹿だった。…Aさんは、少し考えたあと頬すら赤らめずに淡々と
「仕事に支障がなければ許諾します」
syp「え、好きでもない男やで?」
「頼まれてるから、」
syp「…もし仕事に影響があったら?」
「…それなら、一応そういう理由があるからって断りはいれます。あ、でも何とかできたらしますよ」
syp「…」
これがAさんの本質なのだろう。…今までの過去もそうだった。
この人は、人に頼まれないと生きられないと本気で思っている人だ。オシゴトをしないとダメだって、自分で洗脳している。
だから、おそらく俺が今言ったら許諾してくれるだろうし…しね、と言えば死んでくれるだろう。
syp「…あんたは、もう少しご自愛しろ」
馬鹿なAさんの頭を撫でたあと、食堂を出る。…どうしたらいいねん
「?…」
何だったんだろう。…
【トントンの部屋】
「…」
tn「…」
倒れて1日経ったばかりなのに、もう仕事を始めた。…コネシマ達に罪悪感を感じてるんやろうな。
Aは、社畜の目を光らせて予算の緻密な計算をこなしている。どうやら魔法を使わない人間の頭は冴えているらしくちるもAも頭はよかった。
Aに関しては計算バリできる
そして、Aが俺に質問する時は必ず仕事のことで返答しやすく聞いてくる。…社畜の鏡やでほんま。
tn「A」
「?はい、何でしょう」
tn「…こっちみて」
「?」
tn「…これやる」
「なんですか、これ」
渡されたのは、…赤いリボンだ。真っ赤なリボン
今渡すべきものでもないように見えるが、理由を問うと
tn「それ魔力を持ってる魔具。持ってても平気そうやからあげる」
tn「それを持っとくとある程度魔力を吸収してくれるから…魔力酔いにええと思うわ」
「…ありがとうございます」
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烏丸 - 夢主の過去が……自分で自分を洗脳してたんですね……聖女ちゃんもハッピーエンドになるといいな… (11月4日 18時) (レス) id: 144a6ab78e (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - 樹乃さん» 次の4章からヤンデレも注意書きに含めようと思います😊 (11月3日 17時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - Rさん» ありがとうございます!なるべく其方に向けたいですねー…( ᷇ᵕ ᷆ ) (11月3日 17時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - りすさん» ありがとうございます!そうなんです、悪女ちゃんは性格は悪すぎる訳では無いんです…!気づいていただいてとても嬉しいです😭 (11月3日 17時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
樹乃(プロフ) - やべっ、rbrさんも段々ヤンデレっぽくなってきた(大歓喜)!!! (11月3日 6時) (レス) @page44 id: df66a330f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あちき | 作者ホームページ:http://33550619
作成日時:2023年10月22日 9時