113話 ページ13
tn「は？」
Aは無知だからこそ思いついた案を話した
「聖女様が必要とされているのは膨大な魔力があるからです」
「その魔力は、約100年分持ちます。」
解読された歴史書を指さしながら話を続けるA。普通のやつが見たらAは、2ヶ月くらいしか経ってない新米だって信じられへんやろうな。
「しかし、毎回聖女様を呼んで遠征してとなると費用が莫大します。それに遠征費用だけではなく退治したあとも諸々かかります。」
「そのため終わる度にこの国は不況になって、必ずどこかが没落します」
「そして、失業率もあがります。」
tn「…やけど、100年ごとの話やん」
「…先ほど、計算してまいりました」
Aは、大きな紙を広げる。…そこには、長い計算式やよく分からない計算式がかかれまくってあり…Aーの所に
《１回の遠征費用＞100年の警備費》
とかかれてあった。…数字を見直すが確かに謝りはなさそうやし…上手く行けばそうなるのだろう。ここまで作り上げた彼女に驚愕しながら、計画書を見る。
「…そしたら、異世界から連れ込まれる人もいなくなりますし、働き口は確保されます。」
「まだ具体的な警備内容を決めてはいませんが、…恐らくこれで大丈夫かと」
tn「…やけど、聖女ちゅうのは国民の士気を高める行為でもあんねん。好き勝手したら王様が…」
「…そこを変えれば、いいんですよね」
tn「……」
ここでやっと行き止まりか。…Aの掘削力は舐めてたらいかんと再認識したあとため息を吐く。…ただ、もしこの作戦が成功したら
tn「…」
Aみたいに辛い立場に連れてこられる奴はいなくなるってことやな。それに、不況もなくなる
やってみない事には変わり無かった。
tn「…こんなんするんやったら、忙しくなるで？社畜さん」
「構いませんよ」
tn「！…」
初めて俺にみせた挑発するような悪い笑みのA。思わず心臓がきゅっと縮む。こんな顔するんやな、お前。
「…てことで印鑑お願いします」
tn「あぁ、はい。」
じゅっ、と強く焼印をつける。そうやってその現実味のない計画書は正式なものとなった。
これから、忙しくなるなぁ、なんて…
満更でもないけど
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烏丸 - 夢主の過去が……自分で自分を洗脳してたんですね……聖女ちゃんもハッピーエンドになるといいな… (11月4日 18時) (
レス) id: 144a6ab78e (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - 樹乃さん» 次の4章からヤンデレも注意書きに含めようと思います😊 (11月3日 17時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - Rさん» ありがとうございます！なるべく其方に向けたいですねー…( ᷇ᵕ ᷆ ) (11月3日 17時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - りすさん» ありがとうございます！そうなんです、悪女ちゃんは性格は悪すぎる訳では無いんです…！気づいていただいてとても嬉しいです😭 (11月3日 17時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
樹乃(プロフ) - やべっ、rbrさんも段々ヤンデレっぽくなってきた(大歓喜)！！！ (11月3日 6時) (レス) @page44 id: df66a330f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あちき
| 作者ホームページ：http://33550619
作成日時：2023年10月22日 9時
