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59話 ページ9

zm「ん、久しぶりこんな話せたわ。」
「いえ、お役に立てなのなら」

光栄、と言おうとした時彼とパッチリ目があった。
唯一の光源は彼の後ろにある照明だけだが、翡翠色の瞳は光をはらみ…燃えていた。

「な、なんでしょうか」
zm「あとな、もーひとつ頼みあんねん」
「…?」

彼の口がこちらに近ずいつくる。耳を立てて
待っていると…

「…悲しみませんかねそれ」
zm「大丈夫やで。俺が保証するわ」
zm「むしろ、それくらいのやつが無いと彼奴、辛いままやろうし」

「…わかりました」

ゾムさんと果たした約束は、…ある人にとってもしかしたら酷なものになるかもしれない。それなのに受け入れてしまったのは…私の弱さゆえだろう。

遠ざかっていく彼の足を見つめていると、段々瞼が重たくなってきた。素直に従い体から力を抜かす。
久しぶり、こんなにずっと喋ってたな

ut「…A、寝たん?」
ut「…ねとる」


【翌朝】
【Aの部屋】

「ん、…んん…」

sn「…起きた?」
「…んー、…」

sn「あ、寝た。…起きてや笑」
「…え、あ、…ぺ神さん」

目の前の彼は、何故ここに?地下牢には入れない
……目の前の光景に頭が追いつかない。何故、私は
今2日前の部屋にいるのだろうか。もしかして、
ペ神さんが連れてきてくれた…とか?

sn「鎖があいたからね。連れてきた」
sn「簡単な健康診断したけど、痩せすぎ。」
sn「飯、食わんかったんやね?」
「…食べましたよ。」

空気とか。

sn「とんちとお話終わったら、ご飯やねー?」
「え、トントンさんと、」
sn「話すよ。」
「…ご飯を先にsn「まだつくってへん」
「…」

心臓が、取れてしまいそうなほど激しく鳴り続ける。信用がなくなった相手からは、きっと今まで通りの関係なんて望めない。…追い出してくれるなら、さっさと追い出して…

【トントンの部屋】

「へ」
tn「すまんかった。」

私は、激怒や雷がくるものだと思っていた。トントンさんはきっと私に呆れ怒り追い出すと。しかし目の前の彼はマフラーも取り外して顔を私の頭より低く下げている。困惑する私にグルッペンさんが説明してくれた。

gr「お前が来た理由を考えたんだぞ」
「おまけ、だと思うのですが」
gr「いや違う。おまけを呼ぶほど俺はばかじゃない」

gr「Aは、必要だったからこの国に来たんだぞ」
「…」

私が?なんで?

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作品ジャンル:恋愛
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眼鏡 - 大好きです!(突然の告白)とても面白いです。更新、頑張ってください!応援してます。 (10月17日 9時) (レス) @page43 id: 7037305142 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ - 今日も更新ありがとうございます!夢主の心の変化が楽しみです。更新無理のない程度に頑張ってください! (10月16日 19時) (レス) @page43 id: e69af3f6e5 (このIDを非表示/違反報告)
でんじゃらす(プロフ) - コメント失礼します!いつも「聖女ちゃんかわいい報われて欲しいな〜」と楽しく読ませて頂いてます!更新頑張ってください! (10月16日 18時) (レス) id: 815ffd723f (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - shiroさん» ありがとうございます笑 (10月16日 8時) (レス) @page35 id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
shiro(プロフ) - キャラが確立されてて面白いです!最近の楽しみです笑 (10月16日 0時) (レス) @page35 id: 29afbe8bb4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あちき | 作者ホームページ:http://33550619  
作成日時:2023年10月10日 6時

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