99話 ページ49
rbr「…すー、…ゆ、…」
「…」
ロボロさんも眠られたらしい。より重たくなった体をフワフワのカーペットの上におろしてそっと席を離れる。その刹那また私の袖を引っ張ったのは、…不貞腐れてるゾムさん
zm「なんで、俺にはしないん。」
「…あまり酔ってないので?」
zm「酔っとるわ。」
zm「はよして」
「…」
上司さんによくしてたことを思い出しながら、彼をすわらせ抱きしめる。すぐさま彼も抱き返してきて…胸元にぐりぐり頭を押し付けてきた。
背中を撫でて早数分、思ったより酔っていたらしくすぐ彼は眠った。彼を床におろして静かにその場から離れる。
懐かしい感覚に、自分の体温が上がっていく。よく行われていた飲み会でしていた技がここで生かされるとは
os「モテモテやね」
「?酔っぱらいさんを、なんとかしてるだけです」
os「そう?なら、俺もなんとかしてや」
「オスマンさんは、酔っ払ってないでしょ」
強そうですし、と自席に戻ろうとすると腕を捕まえられた。いきなり過ぎて固まっているとそのまま、彼の腕の中に収納される。
「?……」
os「ほら、グル氏。ABOX〜」
gr「お、ちょうどいいサイズだな」
gr「俺も収納したいぞ」
「…」
なるほど。この人たちはこー見えて酔っているのか。なら、介護した方がいいのかな?
手始めにオスマンさんの頭を撫でようとすると…そのまま手首を捕まえられ一瞬の間があった。あ、見られた。
os「はぁ…女の子に傷はいやねぇー」
os「はぁぁ…」
手首を離して、私の背中にぐりぐり頭を押し付けるオスマンさん。…離れたいのに力はちゃんとある。
os「A、俺が驚くことが出来たら離してあげる」
「…」
突然、言われた酔っ払った脳は必死に考えるが部長に頼まれてた事とかしか思いつかない。うーん、と頭を捻ったあと
無理やり体を彼と対面にして首に腕を回す。流石にこれだけじゃ厳しいから、思いっきり顔を近づけては
「女の子のを勝手にみたらダメですよ」
なんて、囁けば…あ、驚いてる。彼は目をぱっちりと開けて口を梅干しのようにすぼめていた。その後持っていたお酒を置いて笑ったあと
os「仕事って怖いめぅ〜」
と解放してくれた。仕事で身につけておいてよかった。よかった。離れようとすると…あ、ラスボスだ
gr「誰がラスボスじゃ」
グルッペンさんが私の腕を握り離さない。早く離して欲しいのになぁ
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眼鏡 - 大好きです!(突然の告白)とても面白いです。更新、頑張ってください!応援してます。 (10月17日 9時) (レス) @page43 id: 7037305142 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ - 今日も更新ありがとうございます!夢主の心の変化が楽しみです。更新無理のない程度に頑張ってください! (10月16日 19時) (レス) @page43 id: e69af3f6e5 (このIDを非表示/違反報告)
でんじゃらす(プロフ) - コメント失礼します!いつも「聖女ちゃんかわいい報われて欲しいな〜」と楽しく読ませて頂いてます!更新頑張ってください! (10月16日 18時) (レス) id: 815ffd723f (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - shiroさん» ありがとうございます笑 (10月16日 8時) (レス) @page35 id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
shiro(プロフ) - キャラが確立されてて面白いです!最近の楽しみです笑 (10月16日 0時) (レス) @page35 id: 29afbe8bb4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あちき | 作者ホームページ:http://33550619
作成日時:2023年10月10日 6時