95話 ページ45
はずだったのに。
【Aの隠し部屋】
?「…やはり気になる」
トントン様が仰られた【遠征先でみつけたもの】とは一体なんなんだろうか。重要なものなのには違いないが…気にはなる。何せ、1度もそのような発見を聞いてないからだ。遠征中何もそんな出来事は無かった。
?「…みるだけ、みるだけだから」
ドアを恐る恐る隠し持っていたマスターキーで施錠する。もしかしたら、金銀財宝だったり…特別な魔導書かもしれない。
…中の空間に唖然とする。その瞬間には私は【それ】を抱き上げて、夜風が吹く空間から急いで会場の中へ連れて行っていた。
とても小さな女だった。
女
女
おんな
生きてる女
【会場】
zm「ははっ、偉い真面目さんやん」
zm「んじゃ、おおきにー」
zm「……疲れたわ」
相手ばっかすんのは疲れる。どうでもいい相手なら尚更。でもそれが仕事らしいから…頑張るけど、ほんまはAとかエミさんとかに話聞いて欲しいねん。それかアイツらの面白い話を聞きたい。兎に角この空間は嫌でしかない。
そう思っていた時、会場の扉が壊れそうな程の音が響き視線が走る。…え
信じられない光景だった。…なんで一般兵が眠っているAを平気に抱きあげているんや。誰の許可をもって抱いてるんか
怒りが顕になった瞬間、水を差すように彼のセリフが広がった
?「グルッペン閣下!これは、一体何なのでしょうか!」
gr「……」
…どうやら兵士が欲に負けて、Aを連れてきたらしい。それにしても起きないんだなA。
…流石に貴族や王族に見られてしまったからには仕方ない…。久しぶりに目をつよく黒く光らせ彼の所へ向かった。
?「かっ、か…」
gr「君は大罪を犯したんだぞ」
gr「…今すぐ、それを渡して後ろを向き二度とここにくるな。」
?「ですが。かっか!」
gr「…信頼していたのにな」
Aを受け取っては、…全員の注目の的になっているAを抱き上げる。眠っている間に主役になってるなんて思いもよらないだろうな。
gr「こいつは、…聖女と同じ転生されたものだ。」
gr「しかし、出身や何故来たのかは不明であり」
gr「今日まで極秘で研究を進めていた。」
gr「まだ、正確なものは出てはいないが…我々は」
gr「彼女もまた、…聖女のように何かを変える力があると信じている。」
gr「黙っててすまなかったな。…ショッピ、返してこい」
syp「はい」
ちる「…」
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眼鏡 - 大好きです!(突然の告白)とても面白いです。更新、頑張ってください!応援してます。 (10月17日 9時) (レス) @page43 id: 7037305142 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ - 今日も更新ありがとうございます!夢主の心の変化が楽しみです。更新無理のない程度に頑張ってください! (10月16日 19時) (レス) @page43 id: e69af3f6e5 (このIDを非表示/違反報告)
でんじゃらす(プロフ) - コメント失礼します!いつも「聖女ちゃんかわいい報われて欲しいな〜」と楽しく読ませて頂いてます!更新頑張ってください! (10月16日 18時) (レス) id: 815ffd723f (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - shiroさん» ありがとうございます笑 (10月16日 8時) (レス) @page35 id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
shiro(プロフ) - キャラが確立されてて面白いです!最近の楽しみです笑 (10月16日 0時) (レス) @page35 id: 29afbe8bb4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あちき | 作者ホームページ:http://33550619
作成日時:2023年10月10日 6時