74話 ページ24
【夜】
【Aの部屋】
「…」
今日は免れることがてきた筋トレ
安心しながら、ペンをすらすら動かしていると扉が急に開いた。…開いたのに。誰もいない。え、
「…魔法、かな。」
誰が開けたのか、どうやって開けたのかは分からないが…毎回されると困るなー、と呑気に立ち上がると後ろから「動くな」という低い声が聞こえた。あ、これ死んだ?
「…誰ですか?」
?「そのまま、扉を閉めてや」
「…後ろを振り向いても?」
?「だめ」
「…閉めました」
後ろを振り向かずドアをしめる。この知らない男と壁に挟まれてる状況。流石にやばいな、情報を抜き取られたら大変。どうにか手はないかと考えていると…恐怖感を奪う子供のような声が響いた。
zm「びびった?」
「なんだ、ゾムさんでしたか」
「敵かと思いました」
zm「最近、慣れてきとるから新しいやつ思いついたねん」
「心臓に悪いです」
なんだ、良かった。
彼ならいっかと気にせず机に戻る。時計はわざと見なかったが彼は…その為に来たそうで私を前に目をキラキラと輝かせて
zm「もう、11時やで。寝ようや」
「…」
相変わらず、距離感バグってるよね
zm「A、何でそんな離れてるん」
「…十分近い距離だと思いますが」
トントンさんにバレてから、必要以上に残業にさせないためという名目で必ず誰がが来る。初日はさすがに驚いたが…もう慣れた。
zm「A、こっち」
「…」
ゾムさんに、関してはグルッペンさんやトントンさんよりずっと子供らしく私と抱きしめるだけじゃ飽き足らず
足や手も絡ませてくる。動けないから何気に困るんだよなぁ
zm「…ええ匂い」
「いいシャンプーですからね」
zm「…Aの匂い」
「…体臭、そんなに匂うんですか?」
zm「いや、…なんかそういう匂いちゃうけど…フェロモン?」
「…なんですか。それ」
特に意味の無い会話をして行くうちに眠くなってくる。先程邪魔とは言ったが…やはり人の肌はあった方が寝やすいから必要かも
寝る直前彼におやすみなさい、と言ったあと意識を落とす。彼も眠っているのだろう
zm「…A」
眠ったAは、…ほんまに危機感ない。いや、何されるかわかんないじゃなくて、何されても構わない…が正解なんやろうな。
A、俺のA
俺の話聞いてくれるし、反応も一々面白い
褒めてくれるし、変な匂いもしない。
───
zmさんは、五感が鋭いです
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眼鏡 - 大好きです!(突然の告白)とても面白いです。更新、頑張ってください!応援してます。 (10月17日 9時) (レス) @page43 id: 7037305142 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ - 今日も更新ありがとうございます!夢主の心の変化が楽しみです。更新無理のない程度に頑張ってください! (10月16日 19時) (レス) @page43 id: e69af3f6e5 (このIDを非表示/違反報告)
でんじゃらす(プロフ) - コメント失礼します!いつも「聖女ちゃんかわいい報われて欲しいな〜」と楽しく読ませて頂いてます!更新頑張ってください! (10月16日 18時) (レス) id: 815ffd723f (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - shiroさん» ありがとうございます笑 (10月16日 8時) (レス) @page35 id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
shiro(プロフ) - キャラが確立されてて面白いです!最近の楽しみです笑 (10月16日 0時) (レス) @page35 id: 29afbe8bb4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あちき | 作者ホームページ:http://33550619
作成日時:2023年10月10日 6時