71話 ページ21
【廊下】
syp「ふわぁ…」
「…寝ましたか？」
syp「いえ、久しぶり面白いゲームがあったんでつい」
「そうですか。睡眠も大事ですよ」
syp「あんたに言わたくない」
「寝てますよちゃん、と」
syp「…Aさん」
「はい、？」
振り返ると、朝の清々しさには似つかわしくないショッピさんの瞳だった。ゲームのし過ぎ…にしては瞳はくらい。何かあったのかな
syp「…いえ、なんでも」
「そうですか」
ショッピさんに首を傾げながらも本人より1歩先を歩く。何故か横や後ろを許してくれない。恐らく狙われるかもしれないって気を許してないのだろう。
syp「…」
この位置からは、Aさんの傷がかすかに見える。増えてると…手首自体が赤くはれるから分かる。今日は増えてなかった。それに安心する。
Aさんのその傷は、どうしてするのか分からない。オスマンさんに心を読み取ってと頼むが「読み取ってもわかんない」とはぐらかされる。
syp「…」
そっちの世界では、Aさんの体調を心配するやつは何人いたんですか？いたんですか？
親は？友人は？それこそ昨日の彼氏は？
こんな壊れそうなあなたを心配してないんですか？
「…」
syp「Aさん、、危ないやろ」
「え、あぁ、すみません」
コケかけたAさんの腕を捕まえる。
Aさんは、戸惑いながらも礼を言って
ナチュラルに腕を離させた。
【過去】は知ってる。何が起きたか
やけど、【どう思ったのか】はわからない。
俺が知っているのは行動のみ。
Aさんの心の傷は読めへん。
syp「…」
【食堂】
「なら、私部屋に戻りますね」
rbr「…A、こっち来て」
「？」
ロボロさんは、手をひょいひょいと動かすと
近づいた私に…え
rbr「寝癖ついとるやん。ちゃんと髪乾かしたんか」
「え、？あ、はい」
…私より若干小さいロボロさんがつま先立ちをして寝癖を整えようと櫛を使っている姿は…彼らの笑い声を引き起こすには十分過ぎた。
syp「ちいさw」
rbr「うるさっいねん！あほ」
zm「ちーび〜w」
em「…ww」
rbr「うるさいねん。エミさん、サイレントで笑うな」
「…」
辛いかな、と膝を少し曲げて頭を差し出す。それに気づいたロボロさんはどこか気まずそうにしながらもといてくれた。
rbr「…A、今何センチや」
「えっと、…ｰｰです」
rbr「…縮めて」
「え、っと…」
zm「無理させんなや」
rbr「魔法の力で」
syp「無理やろ」
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眼鏡 - 大好きです！（突然の告白）とても面白いです。更新、頑張ってください！応援してます。 (10月17日 9時) (
レス) @page43 id: 7037305142 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ - 今日も更新ありがとうございます！夢主の心の変化が楽しみです。更新無理のない程度に頑張ってください！ (10月16日 19時) (レス) @page43 id: e69af3f6e5 (このIDを非表示/違反報告)
でんじゃらす(プロフ) - コメント失礼します！いつも「聖女ちゃんかわいい報われて欲しいな〜」と楽しく読ませて頂いてます！更新頑張ってください！ (10月16日 18時) (レス) id: 815ffd723f (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - shiroさん» ありがとうございます笑 (10月16日 8時) (レス) @page35 id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
shiro(プロフ) - キャラが確立されてて面白いです！最近の楽しみです笑 (10月16日 0時) (レス) @page35 id: 29afbe8bb4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あちき
| 作者ホームページ：http://33550619
作成日時：2023年10月10日 6時
