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52話 ページ2

ため息を吐いて、今度はAの表情を見た。女やし顔真っ赤にして泣いてるか、怒ってるかのどちらかやと思っていた。が、

「ご、めんなさい、…」

「……?」

何を言ってるの?と言いたげに、戸惑っていた。見当違いの表情に体が硬直する。その隙に逃げ出したクズは置いといてAに何故怒られているのか説明しろと質問

「…私が、鬱さんの仕事をしたから、ですか?」
tn「半分正解」
tn「それが悪いことって、わかった?」
「…悪いこと、。わかりました」

tn「…地球では違うみたいやねんな」

ここに来て現れたギャップに怒ることに対して罪悪感が生まれきた。話くらいは聞いてやろうと粛清剣を片付けて目を見てみる。

「地球にいた頃は、仕事は人のも回ってくるものだったのでコチラの文化が身についていませんでした、すみません。」
tn「え?むりやりやらされんの?他人のを」
「いえ、私がしたいことでもあるので無理やりではないですよ」

tn「………ちょまって」
tn「…」

目の前にふたつの箱とそれぞれの中に大量のボールを用意してみた。困惑するAに「これがお前の分、これが他人の分」

玩具を空中に浮かせた状態でAに尋ねる

tn「この他人がしたくないって言ったらどうするん」

「えっ、と…あ、触れた。」

Aは他人の箱を持ち上げて…自分の箱に全て入れた。落ちないようにこぼさないように丁寧に。入り切ったAの箱にはパンパンのボール達。

やっと、ここでヒシヒシ感じていたAの狂気がわかった。こいつは社畜なんて可愛いもんちゃう。

呪われてるんや。仕事に
まるで魔法がかかったみたいに、Aから仕事を切り離すことができひん。

tn「……頭おかしいやろ、……あッ」

思わず出てしまった本音に口を塞ぐ。しかし時すでに遅くてAは「え」と妙に高い声を出した後数秒固まり、笑いだした。

「あ、あはは…おかしいですか。」

tn「ちょ、すまん。言い過ぎた。」
「…すみません。おかしくて」

tn「…」

Aの顔色を見たかったが、…頭をずっと下げられるせいで彼女の肉付きが以前より健康になってきていたことしか気づけなかった。

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作品ジャンル:恋愛
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眼鏡 - 大好きです!(突然の告白)とても面白いです。更新、頑張ってください!応援してます。 (10月17日 9時) (レス) @page43 id: 7037305142 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ - 今日も更新ありがとうございます!夢主の心の変化が楽しみです。更新無理のない程度に頑張ってください! (10月16日 19時) (レス) @page43 id: e69af3f6e5 (このIDを非表示/違反報告)
でんじゃらす(プロフ) - コメント失礼します!いつも「聖女ちゃんかわいい報われて欲しいな〜」と楽しく読ませて頂いてます!更新頑張ってください! (10月16日 18時) (レス) id: 815ffd723f (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - shiroさん» ありがとうございます笑 (10月16日 8時) (レス) @page35 id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
shiro(プロフ) - キャラが確立されてて面白いです!最近の楽しみです笑 (10月16日 0時) (レス) @page35 id: 29afbe8bb4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あちき | 作者ホームページ:http://33550619  
作成日時:2023年10月10日 6時

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