46話 ページ48
gr「…A。もう少しこっちきてくれ」
「…近すぎませんか」
gr「脚が…」
「…わかりましたから」
渋々、少し距離を縮める。
この時点でグルッぺんさんの顔は鼻の先たし
腰に腕を回されているから離れることも出来ない
ご待望の、足だって太ももから重ねてる
恐怖感も、あるんだけどそれよりなんか
ドキドキして寝るにも寝れない
gr「…恥ずかしいのか。ウブだな」
片手で頭を撫でながら言われた
「…純粋な高校生なんで」
gr「…そういうAも好きだぞ」
「…そういうのは、本物の恋人とかと…」
gr「…俺じゃ嫌なのか？」
「…誘拐犯ですし」
グイッ
腰に押され
ついに10センチもしない距離に彼の顔が現れた
いきなりの事で、顔を背けると頭にあった手が
頬に伝わり、顔を戻された
恥ずかしいんだよ。こちとら
てか、誘拐犯と添い寝してやる私って優しすぎない？？？
褒めてもいいんじゃない？？
gr「…A。好きだ」
gr「…Aは、いい子やからな。ちゃんと言うこと聞いてくれる」
「…脅されてるんですが」
なんか、いい思い出みたいに改変されてない？
思い出じゃないよ？悲劇だからね
gr「…出来れば、永遠にAと一緒にいたい」
gr「好きだから」
gr「A。好きだ。愛してる」
「ちょ、…お酒でも飲んだんです、か」
gr「シラフだぞ。…本心だしな」
gr「Aは可愛らしいし、何よりいい子だ」
gr「Aは、偉い子偉い子」
今度は背中をなでなでされる
もしかして、さっき、お兄さんって言ったのか
こうなったのか？
「…お兄さん…引きづってます？」
gr「そりゃそうだろ。Aに好かれたいからな」
「…めっちゃ、名前呼ばれますね」
gr「まぁ、Aだからな」
「………」
gr「A」
「はい、…？」
gr「…好きだぞ」
「…」
グルッぺんさんの、表情はどこか儚げで
何かを抱えているような
そんな感じで
否定の言葉を渡すことが出来なかった
ただ、なんか消えてしまいそうで
誘拐犯に思うのはおかしいんだけど
少し心配して
思いっきり、彼の頭を撫でた
私も、オカン目覚めた？()
gr「ん、…何するんだ？…」
「…なんか、撫でないとってなったので」
gr「そうか、……なら、A」
「？」
gr「キスしていいか？…」
「…どこに」
gr「色んなところに。いやらしいものでは無い」
「なら、いいですが…」
度々当たるグルッぺんさんの吐息が
くすぐったかった
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あちき(プロフ) - 柚衣さん» 高評価の作品じゃないからなんじゃないんですかねぇ…？←ﾃﾂｶﾞｸ。お気持ちだけで充分だよ！ (2022年5月1日 17時) (
レス) id: 2333384c06 (このIDを非表示/違反報告)
柚衣 - どうして高評価連打しても反映されないんだろう。。。バグかな…？ (2022年5月1日 17時) (レス) @page50 id: a954c39e8d (このIDを非表示/違反報告)
Iam猫 - この会話ツボった草 (2022年4月17日 8時) (レス) @page11 id: eb11858115 (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - リータ一さん» 君のコメント嬉しすぎて仏 (2022年4月9日 11時) (レス) id: 2333384c06 (このIDを非表示/違反報告)
リータ一 - う〜ん神な作品すぎて神 (2022年4月9日 7時) (レス) @page20 id: 52c0e09012 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あちき
| 作者ホームページ：http://33550619
作成日時：2022年4月4日 1時
