【d!】バイトしてたらお嬢になるとか聞いてない件

13話 ページ14

【廊下】

gr「…」
「…」
tn「…」

2人に挟まれているこの状況
ドユコト？？

え、ご飯食べたよ？
んで、逃げるためにとりま最初の部屋に戻るー言ったよ？
そしたらこれよ？？

過保護過ぎない…？
「…あの、近くないですか？」
gr「確かに、トントンは近すぎるぞ」
tn「あぁ？お前もやろ」
「両方です……」

2人とも近すぎて怖い
だってたまに当たるもん
拳銃ちゃんが

gr「A。」
「は、はい…？」
gr「逃げないよな？」
tn「…」

2人の足が止まる
その空気に飲み込まれ私も止まる

「……」

目線が怖い。えぇ、逃げちゃダメ？？…
私は一般市民なので平凡な暮らしを送れたらそれでいいんです
マフ〇アさんとは関わりの無い人生でいいんです…ぅ

「…逃げたら、何するんですか？」
gr「聞くんだな」
gr「俺は、Aの骨を折る」
「はえ、」
gr「勿論、痛めつけることが目的ではないからな」
gr「一瞬で折ってやる」
gr「2回目からは四肢を1本ずつとるぞ」

「……拒否権は？」
gr「人権は、ないと言っただろ？」
「ソウデシタネ…」

tn「…俺は、Aが逃げるとは思ってへんから」
tn「今は、頭が混乱しとるだけ」
tn「まぁ、…Aがそれこそチョコでもエスでも飲まされて」
tn「逃げたりしたら」
tn「Aが本能で逃げたらあかんって分かるまで教育したる」
「……」
逃げたら、死ぬより怖いことになりそう

大人しくするべき…？？
…うん、タイミングを見計らって逃げるべきやな
多分、飽きるし。この人たちは私に

「そう、ですか…」
gr「Aは、逃げたいか？」
「そりゃ、逃げたい…ですよ」
「知らないところだし、…知らない人だし…」
「知らない人は、その…裏の人達だし」

gr「裏だから嫌なのか？」
「そういう訳じゃないんですけど、…いきなりですし…」
「ほら、…初めては誰でも怖いのと同じで…」

gr「…そうか。」
gr「確かに、初めては誰でも怖いものだ」
gr「ただ慣れたら」
gr「または、それを脅し文句に使われたら」
gr「大丈夫だろ？？」

「……え、あ、…え？」

ダメだ。全然何言ってんのか分からん
いや、分かりたくないわ

gr「そうだなぁ…」

グルッぺんさんが、拳銃を取り出す
ひぇっ。似合ってるのが余計に怖い
gr「Aは、撃たれるのまだないやろ？」
gr「ここで死なない程度にAが慣れるまでうち続けても」
gr「撃たれたくなかったら、従えることを条件にするのも」
gr「結果は変わらないんだぞ」
「……はい？」

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