6話 ページ6
【居酒屋○○】
「はーい、生2つお願いしまーす」
「おしぼり失礼しまーす」
「お客様、おかえりですー」
この夜は、居酒屋
お酒と油の匂いが充満するこの部屋に
クーラーなんて効かない。
しばらく通っているとお客さんの顔は段々
覚えてくる。案外、新規のお客さんって少なく
常連さんや店長の知り合いがおおい
あの人は、こないだもきた
この人は昨日も来た
なんて数えながらお皿を運んでいく。
個人経営だから、店主とお客さんは
仲が良くよくお話をなさっていてうらやましい。
？「えー、Aちゃん。うちのところにも
きてよー」
？「そうそう、愛嬌いいんだしー」
「ありがとうございます〜、」
ニコニコしながらそう受け流していく。
嬉しいな、人に呼ばれるのって
tn「すんません、肉団子1つ」
「はーい」
gr「相変わらず、ここ好きなんだな」
tn「せやで。落ち着くし」
gr「そうか…」
tn「…」
グルさんと行くお気に入りの居酒屋。
この店は変にうるさいおっさんもおらんし
かと言って畏まってないから楽に飲める
金持ちのグルさんからしたら、物足りひんやろうけどな
gr「言うてお前も秘書やから金はあるやろ」
tn「聞こえてたんか」
gr「…」
あの店員、…【似てる】
gr「なぁ、トン氏」
tn「あ？」
gr「あの女の店員は知ってるか？」
tn「いや、知らんけど…」
gr「そうか」
tn「…似とるん？」
gr「まぁ、見た目が似てるな」
tn「ふーん」
グルさんは女の人を探している
どうやら、幼い頃片思いをしていた人らしい
…片思いの人をこの歳まで探すなんて大したもんやな
とレモンハイを流し込みながらつぐつぐ思う。
何故かはしらないが、高校に上がる直前に
居なくなったらしい。
そこから会っていなくて、似ている人を見つけるとすぐこうなる
tn「…グルさん」
gr「なんや」
tn「あんたは、顔はいいんやから世界もう少し広げたら幸せになれると思うで」
gr「……」
──────
チーノ
ショッピの友人。Aはショッピが好きな女
と認知している。
トントン
居酒屋○○の常連。グルッペンの友人かつ秘書
Aは素直な店員と見ている
グルッペン
トントンの友人。我々株式会社の社長
居酒屋○○の店員であるAが
【昔の片思いしていた人】に似ているから
気にはなっている
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あちき(プロフ) - 天乃 琉亜さん» 初コメありがとうございます！それはどうでしょうね…😏 (8月27日 0時) (
レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
天乃 琉亜 - 初コメ失礼します！grさん初恋の人が夢主(？)ちゃんであって欲しい‼! (8月26日 19時) (レス) @page8 id: ab45c2aafd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あちき
| 作者ホームページ：http://33550619
作成日時：2023年8月23日 22時
