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4話 ページ4

【我々荘】

「ただいま」
ut「おかえりぃ」

家に帰ると、くたびれたスーツの彼
自前のお酒を嗜みながら此方を振り返った

「来てたんだ、また終電逃したの?」
ut「女とやったら忘れとったわ」
「そ」

荷物を片付けていると、後ろから彼の手が腰に触れる。振り返れば女の子がつける甘い香水のする彼が
こちらをみつめていて

ut「今日泊まってええ?」
「嫌って言っても泊まるでしょう?」
ut「おん」

「…」

大先生は、たまに家に泊まりに来る。
好意がある訳ではなくて、帰れないから

女の子とホテルでいちゃいちゃした後
よくここにきて始発を待つ。ホテルかよ

「……」

大先生が余らせたままのお酒を手にして1口
含む。
これくらい貰ってもいいでしょ。そう自問自答して
ほろ酔いになり視界が歪む。
脱力した体は、椅子から動かずそのまま意識を落とした

【早朝】

【住宅地】
「…ふぅ、やっと半分」

早朝の新聞配りをすると、少し痩せた気がする。
相変わらず配る範囲は酷だがしかたない

ht「おはようございます、相変わらず朝早いですね」
「おはようございます。仕事ですので」

朝ランをしている彼はよく会う。
名前は知らないが健全な朝の過ごし方だなと
尊敬している人。

ht「あんま無理すると体にこたえますよ」
「若いから、大丈夫ですよ」
ht「ははっ、うらやましい」

なんて会話をしたあと、別れる。

…若いうちに、いろいろしないとね

ht「……」

あの人、毎朝ここらへんの新聞配達してるよね
大変そう。
てか、若いけど女子だし体強くないんじゃないの
目元のクマも酷いしね

ht「若いうちに、かぁ」

若いうちに転職先探した方がいいかなあ

──────

大先生

△△会社の平社員。コネシマの部下だが友人として
接している。
Aとは以前知り合い、たまに泊まりに来る。
ショッピやチーノの先輩。

──────

ひとらんらん

××会社の係長、体調を心配しランニングをし始めた
Aとはよく会うが体調崩してないか心配
××会社と△△会社はライバルのようなもの

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あちき(プロフ) - 天乃 琉亜さん» 初コメありがとうございます!それはどうでしょうね…😏 (8月27日 0時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
天乃 琉亜 - 初コメ失礼します!grさん初恋の人が夢主(?)ちゃんであって欲しい‼! (8月26日 19時) (レス) @page8 id: ab45c2aafd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あちき | 作者ホームページ:http://33550619  
作成日時:2023年8月23日 22時

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