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3話 ページ3

【駅地下】

「こちら、新作のお菓子ですよー」

夕方のこの時間になると勉強、お仕事のご褒美として学生や社会人が買いに来てくれる
友人と楽しそうにお菓子を選んで
お財布を取り出す学生
左手に指輪をはめ、
可愛らしいお菓子を選ぶサラリーマン

私には到底なれそうにない姿に、少し目頭が熱くなる。あァ、ダメ。、余計なこと考えるな

しかし、しばらくしてもお水はかけられない
カフェと比べてそこまで賑やかな
お客さんはいないから安心

os「店員さーん」
「はーい」

os「このお菓子って、これと何が違うん?」
「このお菓子には、ラム酒が使われていますがー」


os「ん、いつもありがとう」
「いえ、こちらこそいつもご購入してくださりありがとうございます」
os「ふふ、ならこれとこれもお願い」
「かしこまりました」

今の人は、よくここに来て洋菓子を買っていって
くださる所謂常連様だ。

とても美形な方で先輩はあの人がくると
そわそわして話しかけられないか、期待している
今日は私だったけど次は誰に当たるんだろうか

「…あ、そろそろ終わりだ」

時計の針が8を指しているのを見たあと先輩方と
お店を締める準備をする。

?「A!、そっちお願い!」
「分かりましたー」

1番大変なレジ締めを任せれるが…きっと先輩達
はレジが苦手なのだろう
なら、仕方ないよね

?「Aって、頼めばなんでもしてくれるから助かるよねー」
?「ねー、有能な後輩って感じ」

【夜】


「ん、ーーさんであってますか?」
?「えぇ…Aさん?」
「はい、Aです。」
?「なら、行きましょうか」
「わかりました」

【ホテル】

?「ん、…」

起き上がれば、下半身、裸体の私の隣に
寝ている今夜のお客さん
1番稼げるのは体には悪いらしいこの仕事

寝ているうちに布を纏い、
渡されたお金を数えたれば静かにドアを閉める。

?「それにしても、今日の人はらんぼうだったな」

せっかくなら、優しくして欲しいものだけど
仕方ない。ゴム付けてくれただけでも有難いはず

「お金、稼がなきゃ」

月明かりの夜、一人またヒールを鳴らす。
晩御飯の存在を、私のお腹が教えてくれた。

──────

オスマン

駅地下のお菓子屋さんの常連。
Aは変に媚び売らないから気に入っている。
職業はグルッペンの会社の営業マン
副業で美容師をしている。

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あちき(プロフ) - 天乃 琉亜さん» 初コメありがとうございます!それはどうでしょうね…😏 (8月27日 0時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
天乃 琉亜 - 初コメ失礼します!grさん初恋の人が夢主(?)ちゃんであって欲しい‼! (8月26日 19時) (レス) @page8 id: ab45c2aafd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あちき | 作者ホームページ:http://33550619  
作成日時:2023年8月23日 22時

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