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23話 ページ23

tn「A!、なんでお前一人でこんなに夜遅くに、」
zm「まて、トントン。…寝とるから」

体を横にして眠っているAを見せつけると

ポカーン、と虚無になったトントンはため息を履いて安心した笑みになる

tn「ほんまよかった、…え、何その膝」
zm「なんかあったんやろ、医務室連れてくわ」
tn「頼んだ…。」

zm「…」

【医務室】

zm「ぺしーん、おる?」
zm「…おらんのか」

なんでこんなタイミングでいないんだよ、

Aを奥のベットに寝かせては、傷の状態を見る。
ズボンをまくって消毒液で汚れを取れば
…まぁまぁ酷い傷だ。
ほんまに、ペ神寝たん?

zm「…あー、めんどくさいわ」

救急箱を取り出して、必要なもんを書き出す
皮下脂肪は…見えてへんから大丈夫。
肉芽が出ないように綺麗に…


数分経てば、なんとか応急処置が出来た。
明日、あいつに見てもらうまでの時間はなんとかなりそう

zm「呑気に寝やがってほんま、…」

ツン、と腕を指で刺すと…デコボコだ。
袖をまくれば、…無数の線が手首から二の腕スレスレまで張り巡らされている。
……え、

zm「お前、…切ってるん?」

なんで?、
お前、あんだけちやほやされてるくせに
何を悩んでるん。腹立つわ

zm「…」

ついでに余っていたガーゼと包帯を無理やり巻き付つけてやる。

それでも起きないこいつにため息をはいたあと
疲れたから、そこらへんのソファに寝そべって
朝を迎えることにした。

【翌朝】


「…あれ、何で私医務室、?」

起き上がると、…あれ、腕に違和感が…

「!」

腕にはびっしりと包帯が巻かれたいた。
膝の応急処置のついでにしてくれたのだろう。
当たりを見渡せば、…そのパーカーがこちらを見ていて

zm「起きたんか。不良」
「ゾム様、…おはようございます…」

酸欠の頭が痛くなってくる。どうしよう
見られたよね、やばい

zm「ペ神が来たら、自分で説明して膝治してもらえ。トントンにも礼を」
「は、い。」
zm「あと、…その傷のことは黙ってやるから」

「!…、ありがとう、ございます」

戸惑い気味に返せば、かれと目が合った
翡翠色の綺麗なその瞳を見つめていると

頭を無造作に撫でられる。
zm「お前、あんだけちやほやされてるんやから」
zm「1人くらい頼れるヤツ見つけれるやろ」

それだけ言い残して、部屋を去っていかれた。
…ちやほや、?

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あまね(プロフ) - わあ好きですほんとになんなんですか神ですか (8月29日 23時) (レス) @page20 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - りんごさん» ありがとうございます。前ほどは更新できませんがのんびり頑張っていきますね (8月10日 12時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - ほんとにあちきさんの紡がれる夢が大好きなので新作とても嬉しいです。勝手ながらずっと期待しておりました。今まで出会ってきた中で本当に1番大好きな作者様です。あちきさんのペースで活動頑張ってください。これからも応援しております。 (8月10日 6時) (レス) id: 2ace35d8d9 (このIDを非表示/違反報告)
烏丸 - 流行りよくわからないまま話す夢主ちゃんがなんだかかわいい…応援してます!! (8月9日 8時) (レス) @page9 id: 144a6ab78e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あちき | 作者ホームページ:http://33550619  
作成日時:2023年8月6日 12時

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