153話 ページ4
【ラーメン屋】
zm「ん、2人ー」
zm「はーい」
zm「A、そこに座ってやって」
「わかりました、…」
多分、こーゆーお店は
生まれて初めて来た
若干の湿り気があり
その空間に様々な声色が響く
人がギュウギュウに詰められていて
少しだけ息が苦しい
zm「ん、何食う？」
zm「…A？」
「ｯ、？…」
zm「…もしかして、こーゆー店初めてなん？」
「…お恥ずかしながら」
zm「そうやったんや、ごめんな」
「いえ、経験不足の私が悪いので」
syp「え、Aさん…？」
ci「わ、ゾムさんもやん」
ut「珍しいな」
zm「お、軍団か」
syp「…」
zm「え、ちょ、Aの隣に座らんといてや」
zm「ご丁寧に、ラーメンごと持ちやがって」
「…」
ショッピ様は起きてから最初にあったのは
私の生活部屋だった
彼は、ずっとあそこに居たらしい
やせ細っていて
生気があまりなかった
あの日からやたら
きょりがちかい
今もこうやって隣に座ってきたし…
syp「…嫌っすか」
「別に、嫌では無いです」
syp「…なら、いいでしょ」
zm「はぁ、Aも甘やかさくてええんやで？」
呆れたと言いたげな溜息をつきながら
メニュー表をつつくゾムさん。
とくに甘やかしている訳では無いが
そう見えてしまうのだろうか
syp「…Aさんは、ゾムさんと何処に」
「映画、見に行きました」
syp「…ふーん…」
ut「映画ねぇー、最近見てへんわ」
ci「大先生には、行く相手がいませんからね」
ut「殺すぞ」
zm「そういや、シッマは？」
ut「そーしきーの準備でどっかいった」
zm「ふーん、あいつちゃんと行くんやな笑」
ut「グルちゃんの懸命な説得〜」
zm「笑笑」
「…」
葬式、か
コネシマ様も行くんだな…
親戚の葬式には出たことは無い
実家にいた時も何人か死んだが
それに出させてはくれなかった
無能が出ると汚れるから、と
言われた気がする
人の葬式や、結婚式の時は
基本押し入れの中にいたな
成長する度に、押し入れが
狭く感じて面白かった
zm「んじゃ、まずは餃子5人前で、次に」
ut「え、ゾムさん。俺らもういりませんよ？」
ci「ショッピが、食い終わるの待ってただけなんで…」
zm「ん？ならまだここにいるやろ？」
zm「なぁ？ショッピくん？Aといたいよな？」
syp「くっ、……チーノ、大先生」
syp「Aさんには変えられません…、」
ut「あぁぁ、…」
ci「食害や…」
「…」
騒がしい部屋の中で
彼らの声だけが
鼓膜に響いた
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とーる(プロフ) - お誕生日おめでとうございます！ (5月25日 5時) (
レス) @page29 id: 8f3ff0fe85 (このIDを非表示/違反報告)
吏由 - わぁ！最終章…嬉しい‼︎そして楽しみです(*´꒳`*)あちき様お身体に気をつけて頑張ってください╰(*´︶`*)╯ (2022年6月8日 22時) (レス) @page50 id: d4efbb01c8 (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - 柚衣さん» 柚衣ちゃん！沢山コメントしてくれてありがとうございます…！そうなんだ！高校はまじで気をつけてね…。頑張りマース！ (2022年6月6日 17時) (レス) id: 2333384c06 (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - 惡夜さん» まじで早かったです…！ありがとうございます！ (2022年6月6日 17時) (レス) id: 2333384c06 (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - ここさん» 最終章ですー…嬉しいような悲しいような笑 (2022年6月6日 17時) (レス) id: 2333384c06 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あちき
| 作者ホームページ：http://33550619
作成日時：2022年5月14日 20時
