90話 ページ41
【夜】
【食堂】
「ｯ、はなして、ください、…、！」
kn「ええから。はよきぃ」
「なぜ、無能が食堂に、…？」
kn「食ってないやろ。そん体」
kn「戦争ん時餓死するで」
「無能なら、構わないのではないでしょうか」
kn「Aのことやろ」
kn「てか、幹部なんやから自分の体ぐらい自分で整えろや」
「ｯ、もう、しわけございません…」
kn「…んてことで、」
kn「ゾムー。体にええもんってなんや？」
zm「えー、…え、無能？」
kn「？Aやけど、何？」
zm「…おれ、そいつのこと嫌いなん知ってんよな？」
kn「あー、せやったな」
kn「んじゃ、ロボロ探すわ」
zm「そーしてや」
zm「んじゃ、死ぬか消えろ。無能」
「…はい」
kn「…」
なんで、昼の俺もそうなんやけど
こいつを嫌うんや？…
意味がわからへん
こんなに、可愛いやんか
可愛いやつなのに、俺らの後輩なのに
なんでや、…？
kn「な、A」
「ｯ、…？」
Aは、俺の一声一声に
肩を震わせ、リアクションをとる
そんなの疲れそうなのに
律儀なやつやなと感心していると
Aが、また離れようとした
kn「ちょ、待てや」
「……」
なぜか、Aは涙目で
薄い水のダムも壊れそうや
え？…俺、あかんことしてもうたか？
いや、…なら昼の俺…いや、でも
今日はあんま会ってへんで
kn「…何が、そんなに不安なんや」
kn「俺が嫌なら、エミさんにでも連れてってもらうか？」
「……無能が、食堂にいては、いけませんので」
「あるべき場所に戻るだけでごさいます」
kn「Aは、無能ないって」
「……」
Aは、なぜか無能にこだわる
無能扱いされる前はんな事無かったんに
なんでなん、…
kn「…昔の俺みたいやな」
「？…」
俺も、第一コミュニティのころは
無能とか、よう言われてた
まじ辛かったけど
アイツらと出会ってすぐ逃げれたから
何とかなっとる
kn「…もしかして、親とかにも言われてたんか？」
「ｯ、んなこと、ないですから」
kn「…ふーん」
Aと、俺のこと好き第一コミュニティは
似とるかもしれへん
なら、俺はもしかしたら
Aみたいになっとったんか…？
kn「…A、親好きか？」
「え、いきなり、…？」
「…普通です」
kn「…ほんまに？」
「ほんまです」
kn「…Aった、嘘つくの下手よな」
「？…」
Aの嘘は、俺でもわかる
わかり易すぎる
嘘が付けへんって大変そうやなってくらい
kn「…A」
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花粉で○んでる人 - 無能という仮面は彼女にとって必要で、彼らにとっては彼女には不必要なのでしょう。 (2023年2月11日 9時) (
レス) @page23 id: 4e91283124 (このIDを非表示/違反報告)
kano(プロフ) - 76話のロボロ様。下卑じゃなくて、卑下って言いたかったのかな…。 (2022年7月13日 8時) (レス) @page27 id: aa27c45444 (このIDを非表示/違反報告)
みどり(プロフ) - 84話での 、 無能が無用になっています 。 マンちゃんが 好きになってくれた ？ と聞いている所らへんの … 。 初コメでのご指摘失礼します 。 (2022年6月29日 14時) (レス) @page35 id: 23507c8bf2 (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - ういさん» ありがとうございます😭✨ハンカチどうぞ(ｽｽｯ (2022年6月12日 1時) (レス) id: 2333384c06 (このIDを非表示/違反報告)
うい - ぬいぐるみ出てくるたびぼろ泣きしてます好きです (2022年6月11日 23時) (レス) @page32 id: 04389b3199 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あちき
| 作者ホームページ：http://33550619
作成日時：2022年4月26日 19時
