【あんスタ】プロデューサーは転入生！Ⅲ (ページ16)

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転入生と処刑の裏側・4 ページ16

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　前も『S1』の時、折角スポンサーが集まっている場なのだから……という事で、最上級生の私が『プロデュース科代表』として挨拶回りをさせられたのだけど、皆、『SS』の話になると、文字通り目の色が変わってたからね。

　まぁ、今はそれは置いておくとして。

「来たる『SS』に向けて、〝内紛〟は早めに抑えておきたい。出来れば、アイツの体調が続く内に。となると、短期決戦が望ましいわよね」
「それはそうだが……」
「でしょう？だと思って――そうしておいた(・・・・・・・)から。そこは安心して良いわよ？」
「…………は？」
「あ～……、そういう事か……」
「……？」

　私の発言に、唖然とした顔でこちらを見る蓮巳。
　〝いつもの〟だと察したか、何も聞かず、諦めたように溜め息を吐く鬼龍。
　事情を呑み込めずに、キョトン顔でこちらを見ている神崎くん。

　三者三様、だが予想通りの反応に、つい笑みを零してしまいながらも、私はステージを指差す。

　仲間達が歌い踊る中、声を朗々と響かせている1人の男を、その先に捉えながら。

「ほら、ちゃんと聞いておきなさい。
　――『皇帝陛下』の〝御下命〟が下るわよ？」

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