転入生と処刑の裏側・2 ページ14
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「そりゃまあ、ほら。他人は良いけど自分は嫌〜、自分だけは特別〜、みたいな事ホザく甘ったれには、手っ取り早く
百聞は一見にしかず、って言うじゃん？
世の不幸と悪意に底は無い、ってのを思い知れば、皆、�爐いせ勠瓩北瓩襪鵑世茲諭繊�
そういう意味では、程よく�爐笋蟆瓩�る�瓩辰討里蓮�割と有効打だったりする。生かさず殺さずってヤツね。
「つ〜かさぁ？ やられたのをそのまま返すんじゃなくて、グレードアップしてやってんだから、むしろアイツらは私に感謝するべきじゃない？ 私めの卑小な嫌がらせを芸術の域にまで昇華して下さってどうも有り難う御座います、ってさ。どうよ？」
「聞くな、頼むから」
鬼龍はうんざりした顔で溜め息を吐き、蓮巳は苦虫を噛み潰したような顔で額に手を当てて唸っている。
あ〜、た〜のし〜。これだから真面目くんイジりは止めらんないネ☆
因みに視界の端では、『紅月』唯一の後輩こと神崎くんが、そんな2人を心配そうに交互に見ながら狼狽えていた。
可愛いなぁ、君。でも腰の刀がガチャガチャしてうるせえからちょっと落ち着け？？
「ま〜ともあれ、天祥院の悪巧みがエゲつなく効果的なのは今更だけど……でも、どうかなぁ。このまま上手く行くかな？」
「は？ ――待て、それはどういう意味だ、不陶」
「やだなぁ、警戒しないでよ。これは『予言』じゃないわよ？」
まぁ、結果的にそうなる可能性はあるけど。
「『予言』……？ 失礼だが、転入生殿、それは一体……？」
「ん？ ああ。あの時、君、すぐ居なくなっちゃったもんね。知らないか」
首を傾げる神崎くんに笑いかけると、何故か真顔で抜刀された。
えっ、何？ 何でそんなに警戒されてるの私……？ 羽風レベルじゃん……。あんま話した事も無いのにこの対応とか悲しい……。後で羽風シバいとこ……。
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作者名：姫結 | 作成日時：2018年8月28日 13時
