転入生と後輩達・3 ページ21
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「大神？」
「はい！ 軽音部のギャンギャンうっさい先輩です！ 同じクラスの子がそう言ってました！」
どんだけうっさいんだよソイツ。
……いや、待て、『軽音部』つったか？
「まさか、あの�爛魁船��瓩�ん……？」
「えっ！ 不陶先輩、まさかあの人ともお知り合いですか！？」
「私じゃなくて、私の友達だけどね。ロック好きの仲間なんだって」
私の普通科時代のクラスメートに、学校サボってライブハウスに入り浸ってるようなロック好きの女子がいるのだが。
その子が確か、前にこんな事を言っていた。
『アイドル科の軽音部、なかなか根性のある
――と。
さくやちゃんの言う『大神先輩』とやらが、その�爛魁船��瓩�んと同一人物だとすれば納得だ。
そりゃ鬼龍にも怯まずケンカ売れる訳だよ。
「あのロック狂いなトリガーハッピー女に比べりゃ、鬼龍なんて全然可愛いもんね……」
「え、ええっと……。失礼ですけど、めっちゃキャラ濃いですね、不陶先輩のお友達……？」
「うん、まあ、『普通科の不良債権』とか言われるような連中だしね〜？」
あんずちゃんがギョッとした顔で私を見た。
大丈夫あんずちゃん、そんな顔しないで。どうせすぐ慣れるから。嫌でも。
「――ま、どっちにしろ大神はシバいとくわ」
「不陶先輩、見た感じ頭脳派っぽいのに、中身意外と脳筋ですよね……」
「え〜？ だって面倒じゃない、謀略とか。一発殴って終わる話なら、そっちの方が楽だし平和で良いでしょ？」
「平和の意味を切実に問いたい！！」
何故か上を向いてシャウトするさくやちゃんと、それを見てオロオロしてるあんずちゃんを眺めながら、私はポテチをつまんだ。んまい。久し振りに食べたわコンソメパンチ。
「ああ、そうだ、謀略と言えばさぁ……」
と、もう1枚ポテチをつまみながら、さり気なく言う。
「――あんずちゃん、やっぱり『革命』する気なの？ この夢ノ咲学院を、さ」
視界の隅、あんずちゃんが凍りつくのが見えた。
……おいおい。ホント分かりやすいな、君。
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姫結(プロフ) - あーりすさん» 有り難う御座います。仕事が多忙なのもあり、月1回更新出来ればいいかな……ぐらいの気持ちでダラダラ書いてますので、それでも大丈夫でしたら、これからも気長にお付き合い下さい。よろしくお願いします。 (2018年5月16日 18時) (
レス) id: 11e7a2152f (このIDを非表示/違反報告)
あーりす(プロフ) - え、なんで今まで赤星になってなかったのってくらい面白いです！！この小説見つけられてよかった！！更新FIGHTです、頑張ってください！ (2018年5月16日 18時) (レス) id: ab6d254405 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：姫結 | 作成日時：2018年1月17日 17時
