転入生と幼馴染みpart�供�4 ページ12
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ずっと昔、私も斎宮くんもまだ小さかった頃。
鬼龍がある事から斎宮くんと仲良くなり、鬼龍に引っ付いてばかりだった私も、ついでに彼と一緒に遊ぶようになった。
当時の私は人見知りで、外で遊ぶよりも本を読んで過ごす方が好きな子供だった。
だから、似たところのある彼のことはすぐに気に入って、何かと声を掛けたり誘ったりして一緒に遊んでいたのだ。
二人きりで遊んでると、途中で必ず「俺も混ぜろよ！」と鬼龍が割って入って来るのが困りものだったけど。
そのクセ、途中で飽きて勝手にどっかに行くのだ。何したかったのアイツ。
ともあれ、当時2人でよく遊ぶ中、いつの間にか自然発生してたのが、この�爛泪匹気鶚瓩箸いΩ討嗅召世辰燭蠅垢襦�
確か、『アンティークのお人形』＝『私より年上』＝『さん付け』、という安直な思考回路からこうなった筈。
うん、久し振りだけど、やっぱこの呼び方が一番しっくり来るな。
「でも、どうして来たの？
元『五奇人』の斎宮くんにとって、学院は未だ敵地(アウェー)だ。
『革命』からもう幾月も経つと言うのに、『皇帝』の仕組んだ謂れのない罪から来る白眼視は、誹謗中傷は、未だ絶える様子が無い。
人一倍、どころか百倍も千倍も繊細な斎宮くんのことだ。あの部室から教室まで来る道中だって、相当辛い思いをしただろうに。
どうして、そうまでして、ここに来たの？
私の問いに一瞬目を見開いた斎宮くんは、少し視線を彷徨わせた後、ぽつりと呟いた。
「……君の手紙が、あったから」
「手紙？」
思わず問い返して、すぐ思い出した。
昨日の、『新入生』ことさくやちゃんとの顔合わせの直前。
手芸部の部室を出る前に、私は斎宮くん宛てに、ちょっとした走り書きを残していた。
「『また明日ね』、と。……君が、そう書いたのではないか」
「……あ〜……」
いや、うん、書いたよ？ 書いたけどもさ？ あれは『明日も会いに来るからね』ってニュアンスであって、『テメェ明日こそツラ貸せよゴラァ』みたいな、呼び出し的な意味合いは一切無かったんだけど。
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姫結(プロフ) - あーりすさん» 有り難う御座います。仕事が多忙なのもあり、月1回更新出来ればいいかな……ぐらいの気持ちでダラダラ書いてますので、それでも大丈夫でしたら、これからも気長にお付き合い下さい。よろしくお願いします。 (2018年5月16日 18時) (
レス) id: 11e7a2152f (このIDを非表示/違反報告)
あーりす(プロフ) - え、なんで今まで赤星になってなかったのってくらい面白いです！！この小説見つけられてよかった！！更新FIGHTです、頑張ってください！ (2018年5月16日 18時) (レス) id: ab6d254405 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：姫結 | 作成日時：2018年1月17日 17時
