後日談 3 ページ46
「……よし、出来た!」
出来上がった本を掲げて、じっと見つめる
Friskの事を調べて、小説形式でまとめてみた
Friskが地下世界に居た時の事だ
調べていて楽しかった
SansやUndyne達から話を聞くたび、嬉しそうに話してくれるんだもん
外見も内容も、我ながら上出来だ
Gasterとかの事をまとめられたらもっと最高だったんだけど
生憎、情報が少なすぎる
こんな情報だけじゃ、書こうにも無理がある
……さて、まずは空白の表紙を埋めたい
タイトルは……『Friskの大冒険』?
ダッサ……
「地下世界の物語、ねぇ……
……『UNDER TALE』なんてどう?
……ワオ、我ながらいいセンスしてるわ
鳥肌立った、痺れるぅ
どう思う?【Silent step】」
AIを擬人化したような、機械的な見た目の【Silent step】は、1度だけ頷いた
「やっぱりそう思う?
いいね、タイトルは『UNDER TALE』、これで決定、と……
んで、あとひとつ……
……イレブン達の方は?」
Friskだけではなく、イレブン達の本も作ってみた
これもまた、小説形式の資料だ
私しか知らない部屋に置いておくから私しか読む人は居ないが、タイトルはかっこよくしていたい
「……ドラゴン……
……『ドラゴンクエスト』……
そうだね……『イレブン』から取って、『ドラゴンクエスト XI』ってのは?
……うわぁ、今日マジ調子いい
マジかっけぇ、憧れるぅ
ねぇ、そう思わない?」
私のスタンドは、また1度だけ頷く
「ベネ!決定だね」
これでまたコレクションが2つ増えた訳だ
つくづくこの世界に(無理矢理)来て良かったと思う
……え?他にどんなコレクションがあるのか?
そりゃ、もう色々
私が幼少期にここに来た時の物語、ジョナサンの物語、ジョセフの物語、承太郎の物語……他にも沢山
この世界では何でもできる
生前の世界と変わってる所はほとんど無いし、寿命の無い第2の人生のようなものだ
例え血を抜いても貧血以上に酷くはならない
これぐらいで死ぬのはディアボロぐらいだ
「……って、何考えてんだ私……
まだ作らなきゃいけない資料は山の如くあるってのに……
死ぬ死なない云々の前に手を動かそう……」
さて、これから2回目の徹夜だ
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おうどん(プロフ) - 面白かったです!
更新待ってます! (2019年1月23日 19時) (携帯から) (レス) id: 9e44ee148d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みみず | 作成日時:2018年3月5日 2時