検索窓
今日:10 hit、昨日:13 hit、合計:3,898 hit

40 ページ42

ドアが開かれた


Alphysが顔色を悪くして、部屋から出てきた


そして、こう言った


「……さぁ、入って

何時でも戻れるわ」

・.━━━━━━━━ † ━━━━━━━━.・

予想とは裏腹に、その部屋はとても明るかった


禍々しい機械に、Aの頭部がある


頭部はご丁寧に、身体と組み合わせて椅子に座らせている


人形みたいに見える


趣味の悪い機械だ……



「今から貴方達を元の世界に戻すわ

ここに居た記憶は消されるから」


詳しい説明は省かれた


僕達の世界から来た魔物も、戻るらしい



覚悟を決めると、カミュがAの死体に近づいた


何をするのかと思いきや、Aの頭部を両手で持ち上げた



そして、口にキスをした



「……お願いだ

皆、願いは1つだけ



……叶うものなら、生き返ってくれ……」


帰れば、ザオリクもAに唱えてあげられない


記憶は無くなるからAの事も覚えてないのだ



ゆっくり歩み寄ったマルティナが、カミュの肩に手を置いた


「信じましょう、Aを


黄金のような精神と……オリハルコンのように固い覚悟を」


カミュが目を擦って、マルティナの方を振り返って笑った


「そうだな」







「あのーごめん

いつかバラそうと思ったんだけど完全にタイミング失ったからもういいよね」





その声が聞こえたのは、カミュの手元から



「は?」



Aが目を開けていた


頭だけの状態で



「A様……生きて……!?」


なんで生きている?


Aは得意げな顔でこう言った


「ふふん、忘れてない?


私の首が自由に取れること」


「あっ……」


「あとは血を抜けばOK、簡単な事だよ

やっぱり頭部を修復するには3ヶ月はかかるけど、私にとっては瞬きにも及ばない


Sansが何か勘違いして伝えたみたいだね

それを利用してのドッキリさ」


カミュが顔を真っ赤にして戸惑っている


それもそうだ、だってキスしたんだもん


「……あ

そうだ、これ」


僕はポケットから何かを取り出し、Aに渡そうとして戸惑う


どこに置けばいいんだろう


「……ロケット?」


「俺達の写真が入ってる

本当はイレブンが持っていこうかと思ったが、この世界のものは持ち帰れないようだからな」


「服、きちんと管理してくれておったのぉ

ありがたく思っておるぞい」


「楽しい1年間だったわ、ありがと

私達が戻っても、絶対忘れちゃダメよ!」



「……忘れたくても、それだけは出来ないみたいだよ」

42→←??????



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (4 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
26人がお気に入り
設定タグ:ジョジョの奇妙な冒険 , Undertale , ドラクエ11   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

おうどん(プロフ) - 面白かったです! 更新待ってます! (2019年1月23日 19時) (携帯から) (レス) id: 9e44ee148d (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:みみず | 作成日時:2018年3月5日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。