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「へぇ、凄く興味深いわ!
クレイモラン、サマディ、グロッタ、ソルティコ……」
グレイグと外を歩きながら、ロトゼタシアのことを教えて貰っていた
なんでも、仲間とはぐれたらしい
「しかし……ここに住んでいる者は随分奇怪な服を着るんだな」
「この世界からすればグレイグ達の方が変よ
コスプレかと思われるわ」
そんな会話をしながら、街の風景を楽しむ
「……なぁ
さっきから闇雲にどこへ向かっているんだ?」
「闇雲に見える?
仲間を迎えに行くんでしょう?特徴教えてくれても、名前は教えてくれなかったじゃない」
スタンドの封印なんて、解きたい時に解ける
封印なんてものはただの縛りであって、使わないって訳ではない
いざとなったらすぐに使う
だって、スタンドが勿体無いじゃない?
でも、学生の頃は本当に使ってなかったのよ?
……テストの時以外
「まずは1人」
枝を分けた先に、1人の背の高い男が立っていた
手首を掴んで、笑顔を見せる
「こんにちは
あなた、グレイグの仲間ね?」
「……あら?」
・.━━━━━━━━ † ━━━━━━━━.・
「いきなり森から出てくるんだもの
妖精かと思っちゃったわ!」
「ごめんね
最短ルートがあれしかなかったんだ」
この人達は私と違ってまだ生きている
なるべくタバコは控えよう
「次は女性がいいよね
だとしたらお姫様とか?」
「いや、姫様は強いしおじい様と一緒だから大丈夫だろう」
「あの姉妹もお姉ちゃんがいるから安心ね」
「んじゃ、男性陣から探しますか」
歩きがてら、いろいろ質問してみることにした
「……ねぇ
……他の仲間って、どんな人だっけ?」
「そうねぇ……つんつんの青い髪で、キリってしてて……面倒見がいいお兄ちゃんみたいな感じかしら」
「あとサラッサラの髪のやつもいるな」
「……つんつんの青い髪でキリってしてる人ならそこに居るけど」
「「え?」」
「どこ?」
「ほら、159m先にいる
人混みに紛れてるやつ」
「「あれだ!」」
二人が走って行く途中、グレイグが私の方を見た
その顔は疑ったような顔で、何を考えてるのかすぐ分かった
「私はなんでも知ってるの
それだと面白くないから知らないだけ」
「………そうか」
.
「……シルビア
あいつには警戒した方がいいかもしれんな」
「あら、どうしたのグレイグ?」
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おうどん(プロフ) - 面白かったです!
更新待ってます! (2019年1月23日 19時) (携帯から) (レス) id: 9e44ee148d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みみず | 作成日時:2018年3月5日 2時