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「……あ

長話したら遅くなっちゃった

そろそろ帰んないと吉良がやばいわ、いろんな意味で

んじゃ」


「じゃあな」


荒木荘に戻ろうと、ドアに手をかけた


ふと、視界の隅っこに、ベロニカとセーニャが映った


二人とも、気難しい顔をしている


眉間に皺を寄せて、心配そうな顔をしていた



「……ばーか」


二人に近づいて、デコピンをくらわせた


「あいてっ」


「この私に『心配する』なんて言葉はないのよ

そんな顔しないで

案外楽しい話だったでしょ?」


そう微笑むと、二人にも笑顔が出来た




「弥生様!」



急に、ダイナが深刻な表情で降ってきた


瞳孔が開いて、息も切らしている


そこで、私は察した


察してしまった


スタンドの能力のせいだ



「……嘘でしょ?」



ダイナが、ゆっくり首を横に振る



瞬間、弾かれるように、私は部屋を飛び出した


その後ろから、ダイナも続く



スタンドで、分かってしまったこと



PapyrusとUndyneが攫われた



……ん?



「ちょっと待って

これ、私達が急がなくてもいいかもしれない」


「…どういう事です?」


「だってほら……AlphysとSansという名の鬼居るでしょ」


「あ……

言い換えれば大量虐殺装置を創る事も可能なチート博士と、圧倒的G√不可避ニキですし……」


「そそ、だから急がなくていいんだよ

ちょっと、武器とか整えたい

どうせ相手人間でしょ?魔物反対してるやつらでしょ?

あー……なら武器は無くてもいいかな

まぁ、護身用程度に持っとくか

全く、Friskの気持ちも考えてあげなよな」


「二人が殺される前に、何とか助け出さないといけませんね」


「一応、AlphysとSansに伝えてくれる?

私いらないかもしれないけど」


「わかりました」



ダイナが窓から飛び降りた後、私は右の廊下を歩いた


その先には、いかにも厳重な扉


その前まで行くと、メイド服を来た女性が立っている



【Silent step】を出現させると、その女性は笑顔を見せ、「おかえりなさいませ」と私を通してくれた


私も笑顔で答え、その扉を開ける


ここは、いわゆる武器庫


ロケットランチャーから日本刀まで、色んな武器が揃ってる


こんな場所があるから、私や妹は喧嘩強くなっちゃったんだろうけど


末っ子だけ純粋に生きてきてくれた事に関しては、奇跡としか言いようがない


それに比べて私と長男と次女、そして両親ときたら……


まぁ、楽しいからいいけど


今更純粋になんか生きられないし

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設定タグ:ジョジョの奇妙な冒険 , Undertale , ドラクエ11   
作品ジャンル:アニメ
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おうどん(プロフ) - 面白かったです! 更新待ってます! (2019年1月23日 19時) (携帯から) (レス) id: 9e44ee148d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みみず | 作成日時:2018年3月5日 2時

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