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この世界は、洒落た店が多い


僕達の世界にはない服だって、髪色だって、スイーツだってある


誰も思いつかないようなものを開発する人もいる


(シルビア含めた)女子達は、もうデパートのスイーツを全て攻略し、グレイグやロウは、僕達が行動する範囲以上の地形を覚え、カミュや僕は遠くの店も覚えてしまった


つまり、時がしばらく経ったという事だ


この世界に迷い込んだ僕達を助けてくれたAには、もちろん感謝してる


今でも頭が上がらない


ほぼいつも……じゃないけれど、Aは僕達と一緒にいる


それも、嫌な言葉1つ発さず、僕達と過ごす時間を心から楽しんでいるみたい


僕も、楽しくなる



最初は、不思議に思っていた……


Aは、(髪の毛は奇妙だけど)周りから好かれている


性格も一般的で、貴族という地位を捨ててまで荒木荘に住んでいる女性だ


なぜ周りから好かれているのか、不思議だったが


今は、それがわかる気がする




「最近、A、あんまり顔出さなくなったな」


「え?そうかな?」


「あぁ

前はほぼ毎日会ってただろ?

でも、今は週1ぐらいじゃねぇか」


「言われてみれば、確かに……」


「それに、俺達が魔物と会う確率も低くなった

これ以上魔物がこの世界に迷い込まないにしても、相当の数はあっただろ?」


「ゴーレムとか居たもんね」


「あぁ

しかもそれは、戦意のないゴーレムだった」


「……!

つまり……この世界の魔物は、戦意のない魔物しか迷い込まないって事?」


「恐らくな」


「……一理あるね

Sans達も戦意が無いし、戦意のない魔物は戦意のない魔物と引かれ合うのかも……」


「引力ってやつか?」


「わからない……」


カミュとそんな会話をしながら、家のドアを開ける


廊下にあるドアに手をかけると、向かいの部屋から声が聞こえた



「そうなの!

だから大変で…」


どうやらAが来ているらしい


一週間ぶりだ


顔だけでも見ておこうと、女子達の部屋のドアを開けた



「お……よっす

もう皆集まってるよ」


いつもの調子でAが笑って、僕達も空いてる席についた


どうやら、この世界について話してたらしい


確かに、この世界の全てを知るには神様と仲のいいAの力が必要だ


そして、そんな質問をしようとも、Aは嫌な顔1つせずに、笑顔で話をしてくれる


……Aは、確かに不思議だな

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設定タグ:ジョジョの奇妙な冒険 , Undertale , ドラクエ11   
作品ジャンル:アニメ
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おうどん(プロフ) - 面白かったです! 更新待ってます! (2019年1月23日 19時) (携帯から) (レス) id: 9e44ee148d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みみず | 作成日時:2018年3月5日 2時

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