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「あー、吉良?」


『あぁ、A

どうした?』


「うん、夕飯までには帰るっての言いたかった

……あぁ、あと


ファニーに正座させといて(低音)」


『オッ……はい……』


電話を切って、スマホをポケットに入れる


短くなったタバコを手のひらで消して、また新しいタバコに火をつけた


「スラリンはどうする?」


「とりあえず地下世界に連れていこう

それかもふうさ王に相談してみるか」


「あぁ、それはいいね

Asgoreは優しいし、面倒見てくれるかも


じゃ、私こっちだから」


「ん、じゃあな」


皆と別れた直後


路地裏から、何かが飛び出してきた


猫のような、それであって虎のような動物


これは、さっきスラリンで読んだ……




「ベビーパンサー!?かわいいぃぃぃぃぃぃ!」



落としてしまったタバコを、慌ててスタンドで掴む


目の前で威嚇するベビーパンサーに、容赦なく近づいた


「おいで」


逸る気持ちを抑え、手を差し伸べる


そのベビーパンサーは元々戦意は無かったらしい


私が攻撃をせずに居たら、無抵抗を示すように手に擦り寄ってきた


白い手袋越しに、ベビーパンサーのもふもふがつたわる


「可愛いなぁ

ねぇ、君もデルカダール地方ってとこから来たの?」


私は、スタンドを使わずとも動物と会話できる


カーズからの影響だろうか


今となっては、植物とも会話できそうな気がする……話したことはないけど


「……へぇ、また聞いたことない所だなぁ」


右手を背中に移動させて、地面からなにかの柄を掴む


「人間怖いの?」


そして、勢いよくそれを引きずり出した


と同時に、ベビーパンサーを庇うようにその鉈を構える


金属が、勢いよくぶつかる音がした




「こんな殺意むき出しの人間、そりゃあ怖いよねぇ

大丈夫、私が守るよ」




「……感づかれたか」




要約しますと


前方から、人が近寄ってきていた


ガタイの良い、髭面の男だ


それは大剣を握っていて、座り込んでベビーパンサーと戯れる私に気づかれないように大剣を振り下ろした


しかし、片手と両手じゃ力の差がある


じりじりと押されるので、鉈を足で抑え、左腕でベビーパンサーを守る




「魔物とよろしくしてる人間は、嫌な思い出があるからな」




「私がろくでもないっての?

いきなり(外見が)19歳を襲うあんたもどうかと思うけどね、おじさん」

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設定タグ:ジョジョの奇妙な冒険 , Undertale , ドラクエ11   
作品ジャンル:アニメ
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おうどん(プロフ) - 面白かったです! 更新待ってます! (2019年1月23日 19時) (携帯から) (レス) id: 9e44ee148d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みみず | 作成日時:2018年3月5日 2時

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