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「……もしもし?Sans?」
『heh、スライムについて何か分かったのか?』
「手伝って欲しいの
UndyneとPapyrusと、あとAsgoreも呼んで妹の部屋に来い」
『……は?
いや、ちょっと待て命令形d』
__……プツン
血塗れで破けた白い手袋を捨て、意味もなく右手を閉じたり開いたりしてみた
服も破けてボロボロだ
(着替えなきゃな……)
そう言えば__……生前、セーニャやロウのように、怪我を治してくれた人が居た
名前も教えてくれず去ってしまったから、まだ幼かった私には探しようがなかった
その他の手がかりなんて無かったから
今までその人の事、スタンド使いだと思ってたけど
これで、可能性が分かれたわけだ
スタンド使いか、異世界から来た人か……
「……A?これはどういうことだ!?」
「見たことないモンスターよ!
グレイグ、構え……」
「あー!待って待って待って!
私の友達だよ!もう人間に危害は加えないから!
Undyneも!武器を構えないで、下ろして!」
「だ、だがA
先に武器を構えたのはあっち……」
「下ろしなさい」
「ウッス……サーセンした……」
・.━━━━━━━━ † ━━━━━━━━.・
「ごめんねAsgore
仕事忙しいのに……」
「いや、むしろ嬉しいよ
君の役に立てることが、何より」
呼んだのは、クローゼットやベッドを移動させるため
重たい家具は、UndyneとPapyrusの2人で持ち上げられるぐらいだ
そんな重たい家具を、Asgoreは1人で軽々持ち上げる事ができる
……Sansも、特殊な方法で
「こ、こんな重たいベッドを軽々と……」
「A、彼らは何者だ?」
「私の友達よ」
グレイグとシルビアに微笑んで、ダイナとジョルノと私で運ぶ
「全く……荒木荘の人達に手伝わせたらいいじゃないですか」
「人外問題児達が飽きてベッドやクローゼットを解体する姿が目に浮かぶわね」
「ですが、イレブン……でしたっけ
あの方達と同じ部屋に、仲介人のA無しでは危険だと思います
特にあのカミュという方
警戒心が強いようですし」
「おい、子供
ゴタゴタ言ってないで手を動かせ」
「全盛期が子供なだけですよ、低身長スケルトン」
「俺は1人で持ってるからいいだろ
重たいんだよこれ」
「俺様は軽いぞ!」
「アタシが4分の3持ってる事に気づいたら最高なんだけどなぁ、Papyrus?」
「ニェ!?Undyneの力が強いんだ!言ってくれたらちゃんと持ったのに!」
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おうどん(プロフ) - 面白かったです!
更新待ってます! (2019年1月23日 19時) (携帯から) (レス) id: 9e44ee148d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みみず | 作成日時:2018年3月5日 2時