異世界の日常の中の【荒木荘】 (ページ2)

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とりあえず、聞きたいことがあるから外出する事になった

Sans達もついてくる

「ねぇA

聞きたいことがあるって、どこに行くの？」

私の腕の中で、スラリンが言う

「漫画って知ってる？」

私のその一言に、Sans達が何かを察し、ビクリと身を震わせる

何かあったのか？

「まんが？」

「絵の本みたいな感じ」

「面白そう！」

「それを描いてる人のところに行くの」

さて、皆さんもうお分かりだろう

生意気で、ツンデレで、歳を取れば取るほどなぜか若返っていく漫画家

「露伴せんっせぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ！」

「ヘブンズ・ドアァァァァァァァァァ！」

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「……なんだAか

驚かせるなよな」

「露伴のその驚いたら本に変える癖直した方がいいと思う」

本になった自分の頬を直しながら、露伴に向き直る

Sans達は露伴になにかトラウマを持っているらしく

私の後ろで常に震えていらっしゃる

「……Sans達に何したの？」

「別に

読んで味を見ただけだ」

「怒るよ」

そして、私の後ろにいるスラリンに気づいた露伴が私の肩を掴む

「なんだ！？」

「スライムっていう魔物なんだって

説明するより読んだ方が早いなって思って」

「味も見ておきたいのだが！」

「怒るよ」

震えるスラリンを膝に乗せ、その頭を撫でる

「大丈夫だよ

私の友達

魔物に傷は付けないから

『傷』は付けないから」

そう言った瞬間、スラリンが本になる

半液体状のものが本になるのは違和感があるが、それでも中身はしっかりとした本になっていた

内容を覗き込み、顔を顰める

「イシの村……デルカダール……

……ロト…ゼタシア……？」

「聞いたことないな……ネタの宝庫だ

メモらせてもらう」

「これがそのロトゼタシアの世界地図じゃないか？」

「そうみたいね

スラリンはデルカダール地方ってところに居たのね」

「ロトゼタシア？デルカダール地方？

俺様わからん」

「大丈夫だPapyrus

誰でもわからないと思うから安心しろ」

その後、スラリンの記憶を読んで、いろいろ分かったことがあるが割愛

あまりにも多すぎる

まず、決定的に分かって、かつ最重要な事

……スラリンは、異世界から来てる

平行世界から、かつ空間の歪みから

「……うぅ～……ごめん、皆……

私この能力達知ってるわぁ……」

とりあえず、帰ったら覚悟してもらう人が2名程