新人声優と最推しさん

45話 ページ46

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『なんだろう……この燃え尽きた感』


いやぁ！びっくりだよ！まさか視聴者さんだけでなくてみこちゃんまでもがノリノリだなんて！司驚いちゃった！







……このテンション疲れるしメンタルが抉れるから止めよ、うん。二度としねぇ

流石に今年27になるBBAの一人称が自分の名前はやべぇわ、うん。


「お疲れ様です、柏村さん」


『うん……』


自分で勝手にやっときながら少し落ち込んでいれば、みこちゃんが珈琲を淹れてくれた。
置かれたカップを手に取って『ありがとう』と感謝を伝えて珈琲を一口含む。
ってちょっと待て、私は猫舌だよ。火傷するわ

少し冷静になったのは良いけど少し遅かったと少し後悔しつつ珈琲を飲み込んだ


「柏村さん、この台本捨てちゃいますよー」

『はーい』


みこちゃんのオカンスイッチが入ったなー

にしても台本か、凄くさりげなく渡されたし初めて持ったけど思ったよりか厚くて重かったな＿＿＿




『みこちゃんちょい待って！stop！ポイ捨て！』


「ひゃ、ひゃい！？」


ヤダ、返事可愛い〜！
The 女の子って感じがしてほっこりした。


じゃねぇよアホんだら！


「ポ、ポイ捨て…？」


『あ、うん、口が滑ったんだよ見逃して』


態々台本を持ってきてくれたみこちゃんに深々〜と頭を下げながら台本を受け取る。


「別に構いませんが…どうするんですか？」


『記念に先輩方からサイン書いて貰おうかなって』


「なるほど！確かに良いですね」


『でしょー！
まぁ、貰えるかは別としてだけどね…』


腐っても人気声優様方…いや、一切腐ってはないんだけど
もしかしなくともばりばり光ってて存在感ありまくりですけどね？

歌だとか演技だとかルックスだとかトークに顎だとか
…ん？最後は宮野さんだけか？あれ？


「大丈夫ですよ柏村さんは皆さんから好かれてますから」


『みこちゃん……』


優しすぎて惚れた…



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だいぶ遅くなってしまいましたが、京アニの放火事件で亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。

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