新人声優と最推しさん

39話 ページ40

「いつもと違う環境でお送りしてますが内容は変わりませんので
早速お便り紹介行きまーす」


鈴村の言葉にそれぞれが返事を返していく


「えー、ペンネーム[推しキャラが選べない]さんからのお便りです。

”鈴村さん、下野さん、宮野さん、谷山さんそして柏村さんこんばんは！”


「「「『こんばんはー』」」」


”ラジオ第二十回目おめでとうございます！
今回はゲストを含め全員の登場なので豪華ですね！

そんな豪華な皆さんに質問があります。
Twitterなどで皆さんと柏村さんが映っている写真を良く拝見するのですが
皆さんは柏村さんをなんて呼んでいるのですか、良ければ教えて下さい”

だそうです」


そのお便りの質問に「うーん」…と悩む三人と
＜確かに＞や＜気になる！＞と言うコメントが流れていく


『私は普通に、鈴村さん、下野さんみたいな感じで呼んでますね』


「俺もそんな感じだね、柏村ちゃんって良く呼んでるよ」


悩む三人に対して宮野と柏村の二人は特に考える事なく答えた


『そうですね、宮野さんのこともそのまま宮野さんって呼びますし』


「あっ、でもねでもね。だいぶ前に偶然会った時にメロスって呼んだ事があるんだけど
思ってたより柏村ちゃんノリが良かったから面白くてそんな感じで呼ぶ時もあるよ。
ねぇ？」


『そうですね、本当にだいぶ前の話ですけど
因みにその場合私はディオニスさんって呼んでますね』



＜邪 智 暴 虐 の 王 >

＜ノリ良すぎだろwww>

＜なぜに走れメロスw＞



『と言うか良く考えれば、お三方に名前を呼ばれた覚えがないんですよね』


あんま会わなかったってのもあるかもしれませんけど、と続ける柏村の言葉に
そうなの？と反応する宮野


「だってなんて呼べば良いのかわっかんないもーん」


とある意味開き直ったように言う谷山に何かが面白かったようで吹き出す宮野。
つられて笑ってしまう下野に真面目に考えてる鈴村


『やべぇぞこれ、収集つかんぞ…』


カオスな状況に思わず素になる柏村がポツリと呟いた言葉に
視聴者からの同意のコメントが画面を覆い尽くした

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