15話 ページ16
「それでは今回は此処まで!またお会いしましょ〜!
せーの」
『「「またねー!」」』
‐
お疲れ様でーすと言う声が聞こえほっとして一気に力が抜ける
いつぞやの時のようにゴンッと額を机に打ち付けた
「うおっ、ビックリした」
「えっ、何?大丈夫??」
困惑しながらも心配してくれる下野さん
しもんぬ優しい好き…
『クッッッッッッッソ緊張した…』
「一応緊張すべき相手が此処に二人ほど居ると思うけどな」
『緊張してない訳ではないですよ、逆にし過ぎて緊張が弾け飛ん出るだけです』
「あー成る程、緊張しすぎて弾け飛んでるから大体テンション高いと」
『そう言う事です。』
まぁ、家に帰ったら帰ったで
『やっちまったァァァァァァァァァ!!!!』
ってベッドで暴れるだけだから、無問題無問題。HAHAHAHA☆
うん、どこが?
「それじゃ、お疲れさん。俺仕事あるからもう行くわ」
「あっ、俺もです。お疲れ様ー」
『お疲れ様でしたー』
お忙しい人気声優サマの背中を見送りパタリと扉が締まってから
『よいしょ』と立ち上がる
我ながらババ臭い
『お疲れ様です』とディレクターさん達に挨拶した後に部屋を出た
この後仕事あったっけかーと手帳を開いて今日の予定を確認
…うん、無いわ。
一ヶ月前のイベントで名前は広まったし、仕事も前よりは入ってくるようになったが
やはり、無い日の方が多い
『受けるオーディションの数増やそうかなぁ…』
仕事はそれなりに入るとは言え、ほとんどは【黒王子】の恩恵である。
アフレコはモブとかが多いのは仕方がないとは言え
そろそろ名前のあるモブに昇格したいものである
「おっ、お前はまさかっ!?」
後ろから本人の演技力にしては態とらしー声が聞こえる
と言うか聞き覚えのありまくりの声である
そんな事を頭の片隅で考えながら後ろを振り向けば見覚えのある身長と顔
『…なっ!?何故貴様が此処に居るディオニス!?』
「ちょwww」
はい、マモちゃんでしたー。はい、拍手ー。
と言うか先輩を
……うん、最悪土下座かまそう
『私の勝ちですね宮野さん』
「ま、参りましたw」
私の中で勝ち誇った顔をすれば笑いながらにノッてくれる宮野はん
どうやら土下座は回避出来そうである
……ボケてもノッてくれて怒りもしないなんてめちゃめちゃ良い先輩ですやん
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NEKO(プロフ) - 最推し中也です!双黒(小)の蛞蝓が大好きなんです、、 (2019年11月10日 23時) (レス) id: 14e69bc545 (このIDを非表示/違反報告)
Ai - すぐでてきた私は末期なのかな? (2019年9月12日 10時) (レス) id: 17f9b458f3 (このIDを非表示/違反報告)
使天 - 文スト好きなんですか?!同じです!同士です!僕も中也さん大好きです!!! (2019年8月21日 12時) (レス) id: 03d076c9eb (このIDを非表示/違反報告)
最小幹部 - 帽子さん» そう言って頂けると凄く励みになります…!コメントありがとうございます! (2019年7月22日 22時) (レス) id: 4419a0d4d5 (このIDを非表示/違反報告)
帽子 - めちゃくちゃ面白いお話… (2019年7月22日 22時) (レス) id: e48d897c03 (このIDを非表示/違反報告)
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