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20話 ページ24

A「ど、どうしたんだろう…さっきまで普通に寝てたのに…」

私は不死川さんのおでこに乗せていた手拭を冷たい水が入っている桶に入れまた冷やす

そして、まておでこに置いた時

不死川「げ…んや…おふ…くろ…」

そう寝言を言う不死川さん

A「玄弥さん…?とお袋?」

きっと不死川さんの家族なんだろう…

その瞬間不死川さんらバッと起きる

A「ど、どうしましたか?」

不死川「いや、なんでもねェ…」

そう言う声は穏やかで、悲しそうだった

A「えっと、不死川さんって弟さんいるんですか?」

そう言うとピクリと体を揺らす

不死川「俺に弟はいねェ」

そう言う不死川さんに

A「寝言で玄弥さんの名前を読んでましたよ…」

不死川「ちっ…」

そう小さく舌打ちをする

不死川「俺は長男だった…だが、ある時にお袋が鬼になって、ほかの兄弟を襲った…」

そう言う声は震えていた

不死川「そして、お袋を殺した時、玄弥に見られちまって…そこから俺と玄弥は会ってねェ」

そう言い切ると不死川さんは顔を下げる

A「不死川さんは長男だったんですね…」

長男…お兄ちゃんも長男だからってすごく頑張ってた…

私は不死川さんの頭を撫でる

A「長男って頼れないですもんね…私のお兄ちゃんも頼ってくれなくて…」

怪我をしても体調を崩しても無理をして、甘えるなんてしないそんなお兄ちゃんだった

不死川「俺は餓鬼に撫でられても嬉しいわけじゃねぇ」

そう言うけど抵抗は全くしない

A「風邪ひいてる日は甘えてください…私には分からないことです…ですから弱ってる日ぐらいは甘えてください…」

私は頭を撫で時に背中をさする

そんなことをしていると不死川さんは布団に身をあずけて、そのまま瞼を閉じる

私はおでこに手を当てる

A「すこしは落ち着いたのかな…」

私は手拭をおでこに置きすこしぬるくなった桶の水を変えるために外の井戸に行く


A「フゥー重かった…」

井戸を汲むのに持ち上げるのにすこし苦労した

私は桶を手に持ち不死川さんが寝ている部屋に入る

まだ不死川さんは眠っていて手拭を冷たい水で冷やしまたおでこに置く

私はすこし顔にある傷に少し触れる

A「人が傷つくのは嫌だなぁ…悲しいし…」

そして手を引っ込める

先ほどより落ち着いていて、また規則正しい寝息をたてている

A「これで治るといいなぁ…」

そう呟き私はすこし重くなった瞼を閉じる

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キャンディ - 美紀さん» コメントに気づかなくてごめんなさい美紀さんもコロナウイルスに気をつけてください! (2020年10月17日 16時) (レス) id: 94d1cdaedc (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 鬼滅の刃大好きです最高ですコロナウイルスに気をつけてくださいね (2020年10月12日 14時) (レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
キャンディ - 麗さん» ありがとうございます!気づきませんでした!こういうのが他にもあったら指摘して欲しいです!本当にありがとうございます! (2020年10月9日 22時) (レス) id: 94d1cdaedc (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 2ページ目の 読んでくれない ですが、呼んでくれないの間違いではないでしょうか? (2020年10月9日 17時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
キャンディ - 闇姫さん» 喜んでもらえて嬉しいです!他の人も喜んでもらえるように頑張ります! (2020年9月12日 15時) (レス) id: 94d1cdaedc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:キャンディ | 作成日時:2020年6月5日 15時

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