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***
『陛下、国内に魔女の仔がいるそうです。』
「西の兵士はどうした。」
『通信がとれません。』
「まぁいい⋯帰ってきたらきっちり罰を与える。お前たちも持ち場につけ。」
『はっ！』
「国民への監視も怠るなよ。怠けている奴はすぐに報告、処罰をしろ。」
『⋯かしこまりました。』
「魔女の仔⋯この清く真面目な国の輪を乱すやつは許さない⋯。処刑の準備を整えておこう⋯。」
.
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***
「あーやっぱさっむ！！」
光「文句ばっか言わないでよ。さっきまであんなにかっこよくキメてたじゃん、薔薇まで渡してさぁー」
「元はと言えば2人が期待した目でこっち見るからだろ！」
圭「いやぁあのときのAかっこよかったなぁ。」
「やめろ！恥ずかしいわ！」
村から出て山を下ると、そこに見えてきたのは大きな町。
町の大きな門の前には兵士がいて、とてもじゃないけど正面突破なんかしたら私達また追い返されてしまう。
光「⋯どーしよ、透明になれる魔法とか、ない？」
「あるかもしれんけど私が使えない。」
光「ちょっと魔女！」
「魔女の仔な！⋯所詮もどきなんだよ。」
圭「他の入口も多分同じように兵士がいるだろうね。」
光「眠らせるのは？」
「だから狩り用だって言ってるだろ。もともと小動物仕留めるためのやつだし、それより強いのは使えない。」
光「ちょっと魔女！」
「魔女の仔！！」
『何をしている？』
私達が騒ぐから、門にいた兵士がこっちに来ていた。
あ、やばい。
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作者名：ねむり | 作成日時：2020年10月1日 15時
