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くっ⋯こいつら⋯
「足でまといになったら置いてくから！」
光「やったー！」
圭「なんだかんだ優しいよねA。」
「いつも優しいと言え！」
こうして、私達は黄金の街の王子を仲間に迎え入れた。
窓から涼しく、乾いた風が吹く。
⋯女王の子、あまりに強い力だった。
人格を歪め、まるで闇にでも飲まれたかのような禍々しさ。人に害を与えかねない禁術レベルの魔法。
何故こんなものを王子たちに授けている？
あんな強力な魔法⋯体力の消耗が激しいなんてレベルじゃない。下手したら自分の命さえも脅かしてしまう⋯。
本当に手駒としてしか考えてないのか？
賑やかな食卓を後目に、私は一人静かに頭を悩ませた。
***
「あーあ、もうダメねぇ光⋯昔から純粋すぎるところがあるのよねぇ、そこも好きだけど♡
──貴方達はそう簡単にやられない、わよね？｣
「当たり前じゃないか女王」
「あんな風なヘマはしない」
「魔女の仔なんか敵じゃないさ」
「邪魔者は許さない」
「裏切り者も許さない」
「絶対女王には近づかせないよ」
「うんうん、頼もしいわぁ⋯引き続き国は任せたわよ〜♡私の大切な大切な王子様達⋯」
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作者名：ねむり | 作成日時：2020年10月1日 15時
