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裕「ねぇA⋯そんな二つ返事で着いていっちゃって大丈夫なの？」
「大丈夫なわけねぇだろ、」
慧「えっ！？なのに敵の陣地に入ろうとしてるの！？」
「もうここまで来たらグダグダ考えてる方が面倒だ。こっちだって話し合いで和解が出来るならそうしたいだろ。無駄に戦って体力消耗したくないし、本命はこいつじゃねーんだから。」
慧「それはそうだけど⋯」
宏「とにかく気は抜かないようにするぞ、いついかなる事態にも備えるんだ。」
涼「ねー何の話？俺も聞きたい。」
光「なっなんでもないから！！！」
⋯それにしても、もう1人の王子サマはここまで黙りこくったままだな。
何をそんなに難しい顔をしてるのやら。
私としてはこっちの方が読めねーよ⋯。
***
城に着くとたくさんの給仕や侍女、兵士たちがお出迎え。
今まで訪れた国のどの城よりもデカくて広かった。
客間に案内されてからすぐ別室で傷の手当をしてやると言われたが、
「こんなん薬塗っときゃ治る。」
と断った。
1人になるのが怖いわけでは無いけど、今皆と離れて行動するのはあまりに危険だ。
額の乾いた血を拭って薬を塗った。
涼「お茶の準備をさせてもらうから、ちょっと待ってて。」
そう言って王子2人は部屋を出た。
残された私達は神妙な顔で椅子に腰かけた。
大「⋯どうする？」
宏「どうするも何も⋯とにかく、涼介を刺激しないように女王から引き離さないと、」
慧「それをどうやってやるかだよね。今までのパターンだと、1度暴走させてからAの圧倒的な魔法の力で鎮めないと"女王の子"の力を身体から引き剥がすことは出来ない。」
裕「だけどもうやりたくないよねー⋯当たり前だけどこっちだって仲間と戦いたいわけじゃないし、それにあの暴走モードは体に物凄い負担をかけることになるし⋯」
侑「あれ意識無くなるのに気づいたら体ボロボロになってるから怖いんだよねー⋯」
光「知念の時のはまた別だけどね。」
圭「でも山ちゃん⋯あの"黄金の林檎"持ってるんだよね⋯？」
侑「まぁ⋯そう、だね。」
またあの厄介な林檎か⋯
あの力の恐ろしさは私でももう対面したくはないと思う程。
穏便に終わるならそれに越したことはないが⋯
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ねむり(プロフ) - ただのおたくさん» コメントありがとうございます！めちゃくちゃ嬉しいですTT更新が気まぐれなのでお待たせしてしまうこともありますが気長に楽しんでいただけると嬉しいです^^これからも応援よろしくお願いしますm(_ _)m (5月19日 0時) (
レス) id: 48a0a8985c (このIDを非表示/違反報告)
ただのおたく(プロフ) - 満月愛相曲-PARADE-全て,新月幻想曲-Fab-ism-最新話まで見させて頂きました！ねむりさんの書き方が本当に好きで、もっと読みたいと思いたどり着いたのがこの作品です。夜中に見ているのですが、もう涙が溢れて止まらないです...！本当に感動しました、応援してます...！ (5月18日 23時) (レス) @page8 id: 78e45d5fd1 (このIDを非表示/違反報告)
ねむり(プロフ) - kさん» コメントありがとうございます！すごく嬉しいです！！亀更新で申し訳ないですが、もう少しで更新予定ですのでぜひ楽しみにしていただければと思います！ (2021年6月29日 13時) (レス) id: 48a0a8985c (このIDを非表示/違反報告)
k(プロフ) - 一気見させてもらいました！山田くんに拐われた(？)�睫擇�ん、2人が早く元に戻れますように！続き楽しみにしています。 (2021年6月29日 7時) (レス) id: 64dfab2494 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねむり | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Yamane/
作成日時：2021年3月27日 4時
