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間違いない。
私も見た事があるこの感じ⋯フィオーラのものだ!
大「結構年期入ってるね、」
光「うわ、変わった材質⋯ほんとに紙?」
「なんでこんなに協力的なの?元は女王側の人間だったじゃん。」
宏「それはそうだけど⋯。これを読んで女王のやっていることが間違っていること、真の目的が恐ろしいことを知ったからね。」
「そんなにやばいわけ?」
宏「読めばわかる。」
「⋯」
大「なんて書いてあるんだろうね?」
光「女王の秘密って⋯」
ごくりと生唾を飲み込む。
光と大貴も私の後ろで本を覗き込みながらそわそわしている。
ついに憎き女王の秘密、そしてフィオーラの残したものを知ることが出来る。
はやる気持ちを抑えつつそっと表紙を捲った。
ドォオン!
光「うわっ!?何!?」
突然大きな音がして地震でも来たかのように部屋が揺れた。
埃が舞い、積み上がった本がバランスを崩して落ちてくる。
『グォオオオオッ!』
大「なんか聞こえない!?」
「圭人達、ヤバいかも!」
宏「降りるぞ!」
手記をカバンに仕舞い込み、慌てて下へ降りると巨大な黒い獣が殺気立って佇んでいた。
宏「皆!」
「大丈夫か!?」
圭「大丈夫⋯だけどゆうてぃがちょっと怪我しちゃって⋯」
裕「これくらい大丈夫だから、それより手記は?」
光「ちゃんと見つかった!」
裕翔は引っかかれたのか腕に裂けたような切り傷を作っていた。
どうやら突然現れたらしく、玄関からは入ってきてないらしい。
一体、どこから⋯
大「あ、あぁ⋯」
慧「大ちゃん?」
大「あれ⋯ショコラだ⋯!!」
夕陽の花園の王室で飼い慣らされている2匹の大きな犬。
黒い毛並みの方はショコラ、白い毛並みの方はミルクと名付けられていた。
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ねむり(プロフ) - 山田なのさん» なのさんめっちゃ優しいですね...嬉しい...尊敬だなんてそんな恥ずかしいですね!?そんな大したことしてないですよ!?ちなみにワタクシ雄也担でございます。まだ出てこない!! (2021年1月25日 13時) (レス) id: 48a0a8985c (このIDを非表示/違反報告)
山田なの(プロフ) - 好きだなんて、、逝けます。はい。ねむりさんのお話は私には到底思いつかないような展開ばかりなので尊敬してます!!体調には十分気を付けて頑張って下さい、!!あ、ちねみに誰担なんですか??? (2021年1月25日 11時) (レス) id: 81d470df78 (このIDを非表示/違反報告)
ねむり(プロフ) - 青空と虹さん» 初めまして!嬉しいコメントありがとうございます!!青空と虹さんが言ったようなお話を目指していたので今めちゃくちゃ嬉しいです!!亀更新で申し訳ないですが、読んでて楽しくなる展開をこれからも綴っていきますので楽しみにしててください!! (2021年1月24日 0時) (レス) id: 48a0a8985c (このIDを非表示/違反報告)
青空と虹(プロフ) - はじめまして。初期からひっそりと読ませていただいていました。小さい頃に読んだファンタジーもののお話を読んでるような気持ちで、その頃のワクワク感が蘇ってきます……!読んでいてすごく楽しいです。これからも作者様のペースで更新頑張ってください! (2021年1月23日 23時) (レス) id: 4cc456b6d8 (このIDを非表示/違反報告)
ねむり(プロフ) - 山田なのさん» まじですか!?もうめっちゃ嬉しいです!!そこまで喜んで貰えると書いて良かったって思います(^^)山田さんの所までまだ時間かかるかもしれないですが、もうめっちゃくちゃかっこよく仕上げたいと思います!!なのさん私も好きです!! (2021年1月21日 10時) (レス) id: 48a0a8985c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ねむり | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Yamane/
作成日時:2021年1月20日 15時