29 ページ12
「え⋯あんなにデカかった⋯?」
裕「いや⋯あんなにデカくはなかった⋯」
大「でもあの目⋯間違いないよ!それにほら!足が⋯!」
巨大な獣の左足には包帯が巻いてあった。
夕陽の花園で圭人がこいつらと対峙した時に出来た深めの傷だ。
(4章 夕陽の花園参照)
光「た、確かに⋯」
圭「足に怪我してたね⋯」
「あはは♡なんて顔してるのよ貴方達?」
また耳障りな笑い声が聞こえた。
気づくと獣の後ろにキラキラとホログラムが現れて女王を映し出した。
そういえば、さっきもいつの間にか居なくなってたような。
大「女王!これ⋯この子⋯!!」
「そうよ♡貴方が大事に大事にお世話してきたショコラちゃんよ♡でも残念ねぇ〜?今は私の言うことしか聞かないの♡」
大「ぐっ⋯!ショコラ!」
『グォアアア!!』
大「うわぁっ!」
大貴が名を呼びかけると、威嚇するように吼えて暴れた。
大「そんな⋯どうして⋯」
「
茨を生やして棘に込められた睡眠薬で眠らせようとした。
しかし、
『ガルルル⋯グォオオオッ!!』
生やした茨を蹴散らして更に暴れ回る。
眠るどころかどんどん凶暴になっている気がした。
「クソ!!効かない!!」
大「そんな⋯俺、戦えない⋯」
圭「そんな、大ちゃんが大事だと思ってる子俺だって傷つけたくない⋯。」
「あんだけ剣振り回してただろ!」
圭「それはその時でしょ!事情を知っちゃったら⋯そんな簡単に手出せないよ!」
光「⋯確かに、」
裕「それにあれだけ大きくて凶暴だ。迂闊に近づこうものなら大怪我じゃ済まない。」
たじろいでいる間にも獣は鋭い爪を振り下ろし、牙をむき出しにして襲ってくる。
大貴があぁ言うもんだからみんな手を出せなくて、ただ逃げ惑うだけ。
反撃すらも出来ない状態だった。
75人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ねむり(プロフ) - 山田なのさん» なのさんめっちゃ優しいですね...嬉しい...尊敬だなんてそんな恥ずかしいですね!?そんな大したことしてないですよ!?ちなみにワタクシ雄也担でございます。まだ出てこない!! (2021年1月25日 13時) (レス) id: 48a0a8985c (このIDを非表示/違反報告)
山田なの(プロフ) - 好きだなんて、、逝けます。はい。ねむりさんのお話は私には到底思いつかないような展開ばかりなので尊敬してます!!体調には十分気を付けて頑張って下さい、!!あ、ちねみに誰担なんですか??? (2021年1月25日 11時) (レス) id: 81d470df78 (このIDを非表示/違反報告)
ねむり(プロフ) - 青空と虹さん» 初めまして!嬉しいコメントありがとうございます!!青空と虹さんが言ったようなお話を目指していたので今めちゃくちゃ嬉しいです!!亀更新で申し訳ないですが、読んでて楽しくなる展開をこれからも綴っていきますので楽しみにしててください!! (2021年1月24日 0時) (レス) id: 48a0a8985c (このIDを非表示/違反報告)
青空と虹(プロフ) - はじめまして。初期からひっそりと読ませていただいていました。小さい頃に読んだファンタジーもののお話を読んでるような気持ちで、その頃のワクワク感が蘇ってきます……!読んでいてすごく楽しいです。これからも作者様のペースで更新頑張ってください! (2021年1月23日 23時) (レス) id: 4cc456b6d8 (このIDを非表示/違反報告)
ねむり(プロフ) - 山田なのさん» まじですか!?もうめっちゃ嬉しいです!!そこまで喜んで貰えると書いて良かったって思います(^^)山田さんの所までまだ時間かかるかもしれないですが、もうめっちゃくちゃかっこよく仕上げたいと思います!!なのさん私も好きです!! (2021年1月21日 10時) (レス) id: 48a0a8985c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ねむり | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Yamane/
作成日時:2021年1月20日 15時