魔女に花束、女王に刃6

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「大地の剣(ﾛｽﾞｱ=ｱ-ｼﾞｭ)！」


『ｶﾞﾙﾙﾙｯ！！』


「ﾁｯ⋯抑え込むことすら出来ねぇ⋯なんだよアレ！！」


「いいわぁ♡そのまま踏み潰しちゃいなさい♡」


光「辞めてよ女王！その子は大ちゃんの大事な⋯」


「だからなぁに？私、この子とっても気に入っちゃったの♡だから貴方達のものも私のものってことで⋯いいわよね♡」









どっかのガキ大将みてぇなこと言いやがって。
アタマにキた。









「てめぇ⋯ふざけるなよ！！」


大「Aやめて！！」









杖という名の鈍器を振り回して獣に立ち向かう。
苛立ちを募らせた私と凶暴さを増し続ける真っ黒な獣。

方や戦い詰めの疲れなどものともせず、方や左足の怪我など気にも止めず。
自身の殺気に身を委ねるままお互いを攻撃した。









大「あぁ、ショコラ⋯っ」


圭「このままじゃAも危ないよ！」


慧「⋯なんとかしないと、」


「さっさと手記を渡してくれたらこの子は連れ帰ってあげるわ♡ほら、早くなさいな♡」


宏「くっ⋯そんな脅しに乗るわけないだろ！」


「そう、残念。毒裁の果実(ﾎﾞｱ=ﾌﾙ-ｳﾞｪ)、」


宏「うぁあっ！！」


裕「いっ⋯！？」


光「かはっ⋯」


大「⋯うぅ、」


慧「⋯ぐ、痛⋯」


圭「はぁ⋯はぁ⋯」


「ほら、早くしなさい。」









一瞬、みんなの方をみると女王からの攻撃を受けていた。

あいつ⋯っ！！

でもその一瞬で攻撃の手を止めたのが悪かった。
隙をつかれて私は体を爪で裂かれて背中に大きな傷を負った。









「あぁ⋯っ！！」


宏「Aー！！」









背中がジクジクビリビリと痛い。
早く手当をしないと死んでしまう。

そんなこと、
そんなことわかってる。

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