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crime#7 ページ42

気がついたら、僕は近くにあったオトンのゴルフクラブを手にしていた。




「触るんやない。何する気や、頭おかしくなったんちゃうっ?」




オカンとオトンの顔がひきつる。




僕の将来を想像してみても、この二人が立ち塞がる様子しか見えてこない。




僕の未来は、この人たちのせいでやって来ない気がした。




もういいや。




そんなに言うんやったら、




手に負えへんくらいのアホになってやる。




オカンめがけて思いっきり振り上げた。



「ああぁああぁぁ!!」




「いやぁっっ…!!」




「やめろっ!!」




鈍い音がしてオカンが床に倒れたのとほぼ同時で、オトンがぶつかってきた。




クラブが手から滑り落ちる。




オカンを見たオトンが顔を真っ青にして掴みかかってきた。




床に押し倒され、首を締め付けられる。




「っぅ…!……ッハ……っ…」




「ハァッ…ハァッ…!」




互いに声を出す余裕がなくて、もがく僕の物音と、荒いオトンの呼吸音だけ。




苦しいっ…視界がぼやけてくる。




ピーンポーン




チャイムがなって、オトンが我に返った。



手の力が緩んだ隙に抜き出る。




「大倉さん?大丈夫ですかー?」




叫び声が外に漏れてたみたいで、近所の人が見に来たみたいや。




助かった。




「ゴホッゴホッ…ハァッ…」




咳き込みつつ、落ちてたクラブを拾うと




パニックになって玄関に気を取られていたオトンに振り下ろした。

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設定タグ:関ジャニ∞ , 大倉忠義 , 絆系   
作品ジャンル:タレント
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うぇすと(プロフ) - yuiさん» コメントありがとうございます!全部読んでくださったんですか!嬉しいです♪是非他の作品にも遊びにしてください! (2014年10月12日 7時) (レス) id: 23b6e627cf (このIDを非表示/違反報告)
yui(プロフ) - 初めまして。小説全部読みました! とても素晴らしかったです! 最後の作者様の言葉がとても心に響きました。  お疲れ様でしたm(_ _)m   (2014年10月11日 1時) (レス) id: 95888b2c9a (このIDを非表示/違反報告)
うぇすと(プロフ) - みなこさん» いえいえ、ご期待に添えられず申し訳ないです…。ジャニストの小説も書きたいんですけどね…。あと少しですが、見守って下さると嬉しいです! (2014年10月3日 21時) (レス) id: 23b6e627cf (このIDを非表示/違反報告)
みなこ(プロフ) - 無理なお願いすみませんでした(;´д⊂)完結まで楽しみに見せていただきます! (2014年10月3日 21時) (携帯から) (レス) id: 2b4a624210 (このIDを非表示/違反報告)
うぇすと(プロフ) - みなこさん» コメントありがとうございます(*^^*)リクエストはとても嬉しいのですが…すみません。もうこのシリーズは完結させようと考えているので、ジャニストver.は厳しいかと…(汗) (2014年10月3日 20時) (レス) id: 23b6e627cf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:うぇすと | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/7553/  
作成日時:2014年7月19日 11時

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