六話 気になっていたこと ページ6
リーマス、ジェームズ、シリウス、ピーター、リリー。
最初はピーターをからかっていたジェームズ、シリウスも、
リーマスの説得で仲良くなった。
彼らとの関係が深まるにつれて、私には気がかりがあった。
リ「やめなさい、ポッター！」
リーマスと次の授業に向かう途中。
泣きそうなリリーの叫び声が聞こえる。
いつものことだった。
『ジェームズ、シリウス！』
私はゲラゲラと笑う二人の方へ駆けつける。
そこには――――
シ「情けないぞ、スニベルス！」
ジェ「僕なら、愛しのリリーに守られたりしないね」
リリーの幼馴染、セブルスが、倒れて鼻血を出していた。
『セブルス！大丈夫！？鼻血が出てる...』
ハンカチを差し出した。ピーターは怯えてリーマスの方に走ってきた。
シリウスがこっちを睨んでる...
リリーはものすごい形相でジェームズ達を睨みつけている。
ジェ「リリー、悪いのは僕じゃない！スニベルスが馬鹿だから―――」
『ジェームズ！！！』
私は頭に来て怒鳴った。ジェームズが驚いたような顔をしている。
いつもはこんなことしない。セブルスを庇ってそれで終わりだ。
でも、今日は――――リリーが、目に涙をためているから。
リリーもシリウスもリーマスもピーターもセブルスも、びっくりしてこっちを見た。
あぁ、恥ずかしい...人生でこんなに大声を出したのは初めてかもしれない。
助けを求めるようにリーマスを見ると、リーマスは不機嫌そうに一点を見つめてる。
...咄嗟に私が握っていたセブルスの右手を。
恥ずかしさでその場にいるのが気まずい。
『セブルス、医務室に行こう。リリーも。リーマス、先に行ってて』
呆然と私の方を見つめるみんなの視線が痛くて、
私はリリーとセブルスの手を引いて医務室へ向かった。
セ「...なぜ僕をかばうんだ」
医務室。
不機嫌そうなセブルスに、私はにっこり笑って。
『友達が悲しんでたら、助けるべきでしょ』
セ「でも...今日はあんなに怒鳴って...」
『そ、それは！！』
恥ずかしくて顔が赤くなるのを感じて、セブルスの言葉を遮った。
『リリーも、泣きそうだったから』
リ「...びっくりした。エマがあんなに大きな声を出すなんて。でも、ありがとう」
クスクスと笑いながらリリーが涙を拭う。
セ「....まぁ、でも...ありがとう、エマ」
名前を覚えていてくれて嬉しい。
この日をさかいに、私は前より、セブルスと仲良くなれた。
――――と、思っている。
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こん(プロフ) - ルーモスさん» 大変申し訳ありません！いえいえ！全然そんなことないです！ありがとうございます。お楽しみいただけて幸いです！ (2015年8月21日 12時) (
レス) id: 813c3ea4d2 (このIDを非表示/違反報告)
ルーモス - いえいえ！私の携帯がおかしいのかと思ってしまって…。気掛かりな事言ってすみません！お話とてもおもしろいですっ！続き楽しみに待ってますね！ (2015年8月20日 20時) (レス) id: 18d5c3985a (このIDを非表示/違反報告)
イレイ(プロフ) - ルーモスさん» 申し訳ありません。当小説は、作者の希望により名前変換に対応しておりません。ご了承ください。 (2015年8月20日 17時) (レス) id: a4ba4bd797 (このIDを非表示/違反報告)
ルーモス - 名前変換できない… (2015年8月20日 16時) (レス) id: 18d5c3985a (このIDを非表示/違反報告)
イレイ(プロフ) - 陽菜さん» ありがとうございます！そう言っていただけるととても嬉しいです。頑張ります！ (2015年8月6日 21時) (レス) id: c140e15251 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イレイ | 作成日時：2015年7月26日 1時
