三十五話 少しの別れ ページ35
『ど、どうしたの？』
談話室に戻ると、めずらしくリリーがジェームズと一緒にいる。
二人共にやにやと顔を見合わせていた。
シリウスは顔を真っ赤にしてうつむいている。
ジェ「ずいぶんと楽しい夜を過ごしたよ、リリーと」
リ「あら、私は「ブラックと」楽しく過ごしたのよ」
でも、相変わらず二人の中は変わっていないらしい。
『そ、そうなんだ...よかったねシリウス！』
シ「...ああ」
シリウスの様子がおかしいのは、気のせいだろうか？
恥ずかしいことを暴露されたような疲れた顔をしている。
ピ「リーマスは大丈夫？」
『うん。でも、傷だらけだったな』
ジェ「残念だなぁシリウス。しばらく会えないぞ」
シ「うるさいぞ、ジェームズ」
『そっか...また、9月１日に、だね』
リ「エマと会えないのが寂しいわ。手紙、書いてね」
ピ「しばらくお別れだね」
そんないつも通りの夜を過ごし、次の朝には、
ジェームズ、シリウス、リーマス、ピーター、リリーの私は、
ホグワーツ特急に乗り込み、そしてキングスクロス駅のあのホームに降りた。
まず、リリーやピーターに抱き着く。
リリーはセブルスと合流し、帰っていった。私は思いっきり二人に手を振った。
(セブルスには汽車を出る前のコンパートメントで思い切りハグした)
そして次にリーマス。
ぎゅっとリーマスに抱きつき、顔をうずめた。
リー「また会えるよ、エマ」
『体に気をつけて。またね！』
リーマスに手を振って別れる。またひと足早く、漏れ鍋で会えるといいけど。
『シリウス！！』
ジェ「待て待て、僕は！？」
そう言いながらも、私がシリウスにハグするのをにやついて見ている。
シ「またな」
シリウスが、不器用に私の頭を撫でた。
最後に、ジェームズをぎゅっと抱きしめる。
ジェ「シリウスに怒られるからやめろって」
『ジェームズに悩み事相談できないのは、辛いなぁ』
私が微笑むと、ジェームズも私をぎゅっと抱きしめ返してくれた。
みんなに会えるまで、少しの辛抱だ。
私はみんなが見えなくなるまで手を振ると、
嫌そうな顔をするおじさんの方に走っていった。
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こん(プロフ) - ルーモスさん» 大変申し訳ありません！いえいえ！全然そんなことないです！ありがとうございます。お楽しみいただけて幸いです！ (2015年8月21日 12時) (
レス) id: 813c3ea4d2 (このIDを非表示/違反報告)
ルーモス - いえいえ！私の携帯がおかしいのかと思ってしまって…。気掛かりな事言ってすみません！お話とてもおもしろいですっ！続き楽しみに待ってますね！ (2015年8月20日 20時) (レス) id: 18d5c3985a (このIDを非表示/違反報告)
イレイ(プロフ) - ルーモスさん» 申し訳ありません。当小説は、作者の希望により名前変換に対応しておりません。ご了承ください。 (2015年8月20日 17時) (レス) id: a4ba4bd797 (このIDを非表示/違反報告)
ルーモス - 名前変換できない… (2015年8月20日 16時) (レス) id: 18d5c3985a (このIDを非表示/違反報告)
イレイ(プロフ) - 陽菜さん» ありがとうございます！そう言っていただけるととても嬉しいです。頑張ります！ (2015年8月6日 21時) (レス) id: c140e15251 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イレイ | 作成日時：2015年7月26日 1時
